2021年2月16日火曜日

自粛破りーその2  大洗鹿島線ちょい旅

いつもは、コンビニで 買っている納豆、ねばねばは、まあまあなんだけれど、味がいまひとつで、やっぱり、納豆は水戸。天気よし、風なし、それほど寒くもなく、「いい日、旅立ち」というわけで、水戸へ行くことのした。

綾瀬に出て、千代田線で松戸まで。ここで常磐線に乗り換える。待つこと20分。水戸行きに乗車。ボックスシートを求めて最後部まで、走行中の電車の中を歩く。申し訳ないほど、客は少ない。2x2、ボックスシートもがらがら。左手に、春霞のうすぼんやりした向うに、筑波山が見える。牛久駅の近くにで、白梅がきれいに咲いていた。ほとんどたんぼの中を走る。

「偕楽園で、臨時停車します」、のアナウンスがあり、電車は止まったけれど、降りる人はいなかった。コロナで偕楽園は、梅まつりを中止していたが、入園はOKだったが、人影は、まばら。梅もまだ満開ではなかった。

水戸駅に到着。と、鹿島臨海鉄道の文字。そっか、これだ、これに乗ろう、と時刻表を見ると30分後に出る。鹿島線は、銚子で一度乗ったことがあるが、それもずいぶん昔のことで、なんにも覚えていない。でも、納豆を買わねばと、駅構内をキョロキョロ。洋菓子店はあったが、納豆店なし。水戸なのに、納豆なのに、なーんでだ、なんでないんだ。しかたなく、コンビニに入ったら、入口近くにあった、赤い紙でくるんだ、藁いりの納豆、ひとつ260円。1本ゲット。水戸へきた目的は、これで達成。

どうせ空いているだろう、と、発車すれすれにホームへ。と一両きりの電車で、なんとほぼ満員。空席はなかった。たんぼの中を、都電のような感じの鹿島線。駅は、ほぼ無人で、客は駅ホームまで、結構な階段を登り降りしなければならない。エレベーターもないので、車椅子はだめ。こんな路線が、いまだにあるのだ。

15分か20分ほどで、大洗駅到着。と、乗客のほとんどが下車。東南アジアからの若者たちらしき集団もいた。いまどきインバウンドではない。労働者風の若者たちの集団、大洗になにをしに、と思った。そういえば、大洗には、たしか原発があったっけ。

残った電車には、高校生5名を含む10名の乗客。学生服姿の彼ら、コートを着ていない。さすがは、温暖気候の当地。線路は、竹藪、雑木林の中を往く。飛行場ができる前の三里塚の景色だった。人家のない地域は、駅もなく、しかし、人が住んでいるあたりは、短い距離でちょくちょく停まる。鹿島臨海鉄道といいながら、海は、まったく見えなかった。鉾田あたりから、農業用ハウスが増え、いちごかな、それともメロンかな。鹿島サッカースタジアム駅を過ぎて、香取駅。鹿島鉄道は、ここまで。銚子からのJRに乗りかえて、成田まで。成田から安孫子、千代田線で綾瀬に。16時20分、綾瀬駅帰着。

納豆を買いに行ったはずなのに、思いがけなく、鹿島臨海鉄道に乗ることができた。

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