2023年10月27日金曜日

日光で 熊と伴走 これほんと

ここのところ、ほぼ毎日、日本全国「熊情報」で賑わっています。暑い夏の結果、熊さんたちの大切な食糧であるどんぐりが、どうも不作らしく、冬眠近いこの季節、熊さん側も必死の行動なのです。民家に侵入し、台所の冷蔵庫の中のピザを失敬したり、庭の木に登って、柿を頂戴し、畑のニンジンを食べ、などなどの被害が報告されています。それだけなら、まだ許せる、でも、人間さまを引っかいたりして、傷をつけたりもしています。これみな生きるため「やるっきゃない」、というのが熊サイドの言い分のようです。

実は、そう、今から30年ほど前のことです。日光の山の上、男体山の麓で、冬はクロスカントリースキー場になる地域ー光徳牧場近くでのことです。近くの沢周辺を歩いていました。と、右側のすすきの中で、なにやらガサガサ、すすきが揺れています。倒れたすすきの間に黒い物体、熊です、熊さんです。びっくりというよりも、気がつくと走りはじめていました。右側のすすきの中を、熊さんが走っています。同じ方向を、すすきのこっち側を走る人間。50メートルほどだったか、先に沢にかかった橋が見えました。と、手前で、熊さんは右折、沢の岸を走っていました。熊さんの姿がしっかり見えました。それだけのこと、ですが、熊と徒競走をするという稀有な体験をしました。

秋晴れのいい日、本日は、水戸方面へでも行ってみるか、と常磐線に乗りました。この線は、なんと100年の鉄歴という老舗鉄道です。稲刈りを終えた田んぼには、白鷺が落穂ひろいをしていました。たわわになった柿の実が、「秋」を実感させてくれます。テレビでは、今年の紅葉の地、ということで、あちこちの紅葉を宣伝していますが、みんなが見て、みんなが行く、そういう紅葉名所は、だめ。「人」の見物になるくらいなら、足立区神明町の赤稲荷神社の方が、おすすめです。 

2023年10月19日木曜日

秋さがし 乗り鉄行く先 身延線

 久々の遠乗り鉄で、ちょっと緊張気味の朝、六時のいちばんバスで出かけた。綾瀬、北千住、日暮里と乗り換え、乗り換えし、新宿駅へ。こうして新宿へ50年も、60年も前から通ったな、とひとりごと。ホームは、インバウンドでいっぱいだった。あの頃の、土日の山行き登山者で、いっぱいみたいな感じだった。ホームにも、キオスクにも、駅弁当店にも、長蛇の列が出来ていた。なんだか、どこか、外国の駅にいるみたいだった。

乗車するのは、、8時30分の特急かいじ。いつ頃からか、松本方向の中央線は、特急が全て座席指定になった。乗り方が、ちょっと複雑。全ての座席上に、点灯する印がある。「青」は指定券のある乗客が、必ず座る席。「赤」は、当面は、空席だが、指定券ありの客がきたら、立たなければならない。JR側は、座れないかもしれない、座れるかもしれない客用の切符を販売する。とくことで、座席指定券がない客でも、乗車出来るというわけ。

この列車は、終点が甲府だが、途中、立川、八王子、そして大月駅に停車する。インバウンド客たちの多くが、大月駅から富士急で、富士山麓が目的地。富士山見物です。新宿から大月駅まで約30分、そのあと1時間で目的地へ到着出来る。ということで、座れなくても、早く着く特急で行きたいの選択。とにかく、富士山見物日帰り旅行というわけです。

大月駅で、切り離しで、富士山麓駅へ行ける1,2両車は、座席指定券なしの乗客ですし詰め状態だったらしい。新宿駅を発車して間もなく、「座席券なしのお客さんは、座れません。座席指定券のある方に、席をお譲り下さい」、と何度も何度もアナウンスを繰り返していた。外国語(英語、韓国語)のみのアナウンスで、日本語なし。対象がインバウンド乗客だったのでしょう。ちなみにわたしが乗車の8号車内でも、立ちんぼインバウンド客が、かなりいたが、混乱は、見かけなかった。あとの駅、立川や八王子駅で乗ってきた日本人乗客のみなさんが「すみません、すみません」といいながら、席をあけてもらっていました。

発車してすぐ、進行方向左側、ずっと向こうに、白い雪をつけた富士山が見えたのに、車内は、それどころではなかったという感じでした。かいじは、予定通り大月駅到着。車内は、うそみたいにガランとなり、ふとそと見ると、紅葉はまだまだ、という段階。でも、なんとなく、色づきはじめたかな、という感じだった。

長いトンネルを抜けると、甲府盆地が眼下に広がる。勝沼ぶどう卿ー旧名は勝沼駅から、見えるのは、大菩薩、奥秩父、南アルプス、そして、遠くには、八ヶ岳連峰も見える。贅沢なパノラマ、なんど見ても、いつ見ても、いい景色ーブラボー。

塩尻駅からは、左手の山の向こうに、富士山が顔を出していた。時間通りに甲府駅着。10時14分。いよいよ身延線。特急ふじかわが10時44分というので、それにあまり紅葉が期待できそうもないので、特急に乗ることにした。身延線は、甲府~富士間だが、この特急は、静岡駅が終点だ。といっても、2両のみ編成の特急、客もまばら。景色は抜群。南アルプスを右車窓にみながらの乗り鉄です。お天気、最高。

途中、市川大門という駅。歌舞伎の初代市川團十郎発祥の地、という説明板があった。右下の川に沿って走る。列車がすすむにしたがって、この川の川幅が、だんだん大きくなっている。ほぼ山の中を走っているこの列車からの視界には、紅葉は見られない。身延駅で、10名くらいの団体さん乗車。座席は、充分です。世話人らしい男性が、弁当を配っている。時計を見ると、12時。こちらも、持参のおにぎりを出す。近くの高齢男性が、弁当のふたを開けている。いいな、おかず、あんなにあって、と思いながら、にぎりめしに海苔をまく。でも、それなりにおいしかった。ほんと。

そろそろかな、と前方を見ると、なんと富士のお山が見えはじめた。はじめて、この路線に乗った時には、直前まで気づかなかったことを、思い出した。秋晴れは過ぎ、山頂には、雲があった。でも、この大きさ、さすが富士山、でかい、でかい。

12時35分、下車の富士駅着。48分の東海道線熱海行き(普通)に乗車。3両編成で、客は6割程度。高校生が多く、沼津、三島駅で降りていく。長いトンネルがあけると、熱海駅。

13時30分だった。東京行き新幹線の乗り継ぎのアナウンス。近くのエレベーターに乗るともう一人の男性が、「乗れるかな、新幹線入口はすぐですか」、と聞かれたが、返事をする前にドアが開く。男性が走っていくのを、なんとなく、追いかけていた。新幹線の券売機へ男性は走り寄り、現金を入れていた。で、反射的にこちらも同じ操作を。と、新幹線改札のところにいた太り気味の駅員さん、早く、早くと叫んでおり、すぐのエスカレーターを駆け上がる。あの男性は、エスカレーターのいちばん上あたり。下の方で、「13番ですよ、自由席は」、と駅員さんの声。ホームを上がった時、新幹線のドアが開き、客ひとりが下車。セーフ、間に合った。乗ったのは、7号車で指定席。

走る列車の中を13号車まで歩く。こだまでも、歩いていると結構揺れます。小田原駅到着のアナウンスえを聞きながら、13号車に到着。「こだま」って、指定席の方が混んでおり、自由席は、がらがら状態、インバウンド客は、皆無だった。

「やったね」、とひとりごとをつぶやきながら、自由席着、ニヤニヤしながら、最後の障害物競走が、おかしくて、でも、たのしくて、結構、いい気分だった。この日の乗り鉄、最後の新幹線競走、最高だった。紅葉は、まだだったけれど。

2023年10月13日金曜日

秋気配 金木犀が 始まった

ようやく「秋」を実感している昨今です。近くの金木犀が、白い蕾をつけ始めました。枝を折って玄関の花瓶にさしておいたら、一晩で黄色になり、あの匂い、玄関にただよっています。

中東が騒がしくなってきいました。これまでは、ほぼ毎日、映画でも見ているように、ウクライナ情勢が気になっていました。戦争映画でも見ているようなで、毎日、チエックするのが、この一年続いています。それが、ここ2,3日、ウクライナに代わって、イスラエル・パレスチナ戦争になっています。イスラエルは、初めて留学した国、その後も、なんどか訪問しています。

昨夜のテレビに、中東問題では珍しく、女性の専門家が登場。経歴には、レバノン出身とあり、それでも、いい日本語で発言しています。その女性の名前が、重信とあり、もしかしたらと調べてみたら、あの重信房子ー左翼運動の女性戦士、彼女の娘であることが判明。重信メイさん、1973年生まれで、アメリカや日本で学び、テレビのキャスターをしているとのこと。お母さんの重信房子さん、日本から逃れ、レバノンに亡命していて、つい最近、日本に戻ってきた、というのを、ニュースで知りました。

その重信房子に、間違われたことがありました。フランクフルト空港でのこと、出国手続きの場から、別室に連れていかれ、荷物だけではなく、着ているものを脱がされ、髪の毛の中まで手を突っ込まれ、とにかく、素っ裸検査をされた経験があります。今みたいに、機械でチエックする方法がない時代です。抵抗するっていうよりも、こんなことするんだ、と興味深々であった自分を思い出します。

10月14日は、「鉄道の日」、イベントあるのかな。時々乗り鉄している常磐線、100周年になるんだそうです。一週間前、水戸駅までの乗り鉄した時、なぜか、車窓から、まだ咲いている彼岸花をみました。暑い夏、長い夏、短い「秋」だったからでしょうか。

2023年10月10日火曜日

猛暑去り 秋短いを とんぼ飛ぶ

 昨日(10月9日は、信じられないほどの寒さ。低体温で登山者が亡くなったとのニュースを思い出した。コロナワクチンをすませた。インフルエンザの予防注射もすませました。

見るまい、気にするまい、といいながら、ラグビーの試合、テレビ釘づけに。いまだルール、よくわからないけれど、なぜか気にしてしまう。サッカーも、バスケットも気がかりだ。

それにしても、ここのところ地震が多い。トルコ、チュニジア、モロッコ、アフガニスタンなど、死傷者の数、はんぱじゃない。ハワイの火事だって大変だった。

中東も非常事態。ガザから突然の軍事進攻が行われ、イスラエルも、報復ということで、全国民出動の戦争体制が始まった。ガザは、一度行ったことがある。ガザのアラブ人たちへの職業訓練プロジェクトを指導していたイスラエルの友人に同行。もともとアメリカ生まれのユダヤ人の友人は、この地域に住んでいたアラブ人たちを追い出して建国したイスラエル人こそ反省すべき、と言っていた。行き場を無くしたガザのアラブ人たち、これからどうするのか。パレスチナとイスラエルが、仲直りしようと結ばれた「オスロ宣言」(93年)は、どうなったのか。

ウクライナといい、パレスチナといい、何人殺せば、気がすむというのか。戦争の実況中継を毎日みながら、だんだん、「戦争」という名で、人間が殺しあうことへの無感覚感がつのっていることが、おそろしい。

同じテレビで、大谷翔平とか、藤井壮太とか、ラグビー、サッカーなどに現を抜かすしている「自分」、こんなんでいいのか、と、考え込んでいる昨今です。