2022年7月27日水曜日

運転手 車掌コロナで 運休です

JR九州が、運転手・車掌38名が新型コロナに感染、列車の運行が出来なくなり、7月27日から8月5日まで、特急列車を運休する、との記事。首都圏でも、路線バスが運転手のコロナ感染のため、運行を減らす、ということも。

今、国が赤字路線の実態を調査し、提言(?)を出している。乗車人数が極端に少ない路線名が挙がっている。大糸線の南小谷から糸魚川間、紀勢線の新宮から白浜間、小浜線の敦賀~東舞鶴間、関西線の亀山~加茂間など。どれも、これまでに、なんどか乗車したことがある。たしかに、その通り、乗客は、どれもヒトケタだった。

地域の人口が減り、マイカー利用者が増え、その上、コロナ禍で、利用者が減ったというわけ。朝晩の通勤、通学客でなんとか営業出来ているが、それ以外の時間帯・昼間などは、ほとんど数名の高齢者専用になっている。これじゃあ、やっていけないな、といつも思っていた。どの列車も、都電並みの一両編成ではあるけれど、車掌なしのワンマン車ではあるけれど、しっかり冷暖房つきで、きちんと時間通り走っているのは、あっぱれ、というしかない。電車賃も、それほど高くないし、環境的にも、二酸化炭素の排出排出が少ないのもいい。

廃線になると、多くの場合は、バスに転嫁している。乗り降り停留所が短く、便利になるが、そのバスも、気がつくと減便されているのが実情だ。地方創生なんて、政府は言っているが、これじゃあ地方消滅、といいたい。

そんなことを考えながら、都内唯一の路面電車に乗ってきた。始発の三ノ輪橋から、終点の早稲田までの約1時間の都電乗り。ここのところ暑いので、完全冷房の都電で過ごす高齢者が少なくない。シルバーパスが有効なのです。それに、夏休みに入り、荒川遊園地行きの子どもたちもおり、結構、混んでいた。JRと連絡している王子駅と、大塚駅では、乗り降り客が多い。それにとげぬき地蔵の庚申塚では、高齢者が多い。池袋駅に近い雑司ヶ谷あたりから終点の早稲田までは、往復ともに、客は、少ない。そんな車内事情を調査しながら、往復した。三ノ輪橋で下車、商店街で冬瓜を購入、今夜は、冬瓜汁を作ろう。夏野菜なのに、なんで「冬」瓜っていうんだろう。

もひとついいことがあった。ラッキーな夜。6時45分から2時間、「乗れない鉄道」シリーズが放映されていた。名古屋臨海鉄道、岡山水島臨海鉄道、富山県立山砂防工事専用軌道、岡山県倉敷臨海鉄道、千葉県京葉臨海鉄道、愛知県衣浦臨海鉄道など。時刻表には掲載されていない鉄道ばかり。冬瓜汁、どんな味だったか、覚えていない。



2022年7月23日土曜日

みんみんと 鳴く蝉の声 あゝ夏だ

みーん みーんと鳴きはじめた。一か所で、ではなく、あちこち居場所を移しているようだ。地面から出てきて、まだ定位置が定まっていないのかもしれない。毎日、毎日、ここのところ蝉の動向に気をとられていた。

「梅雨あけは、ウソだったのね 今日の雨」  梅雨があけたとの気象庁からのアナウンス  だったのに、翌日から毎日、雨、雨、雨。

「蝉鳴いた でもまた雨で 声止んだ」    5日ばかり前のことだった。

「蝉鳴くも まだ降る気配 空眺め」     同じ日、鳴いたけれど 雨が落ちてきた。

「みんみんと 鳴く蝉の声 あゝ夏だ」    というわけで、昨日、今日は、どこかからか聞こえてくる。本格的な夏になった。

気象庁によると、これって『戻り梅雨』というんだそうです。そういえば、東北地方は、まだ梅雨があけていないって、NHKの気象予報士のお姉さんがいってました。

この間、まだまだコロナ続きで、新種のオミクロンっていうのが主流で、日本全国、どこでも流行っていて、この先、油断出来ない状況とか。症状は比較的軽いそうだが、高齢者、特に80歳以上は、要注意、死亡するかも、と。アメリカのバイデン大統領も感染したとか。というわけで、ここのところ、外出は、控えています。ちょっこっと、近場へ。

野菜の買い出し つくば山   TX(つくエキスプレス)になんとなく乗車。冷房がしっかり効いている。40分ほどでつくば駅到着。駅構内につくば物産店が2店ある。春には、ふきのとうがおいてあった。今回は、夏野菜が並んでいた。買ったのは、とうもろこし、みょうが、枝豆、にんにく。せっかくだから、つくば山に行こうかな、どうしようか、と外に出たら、バスが止まっていた。常磐線の取手行き。そうか、これに乗ろうと、乗車。客は、3名。もう夏休みか、それとも暑い昼間だからか、学園都市の道路は、空いていた。なんどか乗ったことのある路線。田園地帯を通り、小貝川を渡ると取手市だ。途中での乗り降り客はおらず、ずっと同じまんまで45分間で到着。一時間に2本のつくばー取手間のバス、関東鉄道も楽じゃあないようです。ここから、綾瀬駅まで50分。野菜を買って、つくばから。

4時すぎに帰宅。6時頃まで、蝉の声。まだ、定位置ではなく、あっちこっちを巡回しているようです。あと何日鳴き続けるのか。長い、長い地下生活からせっかく、出てきたのだから、もっと長生きしてもいいのでは、なんて、ひとりごと。



 

2022年7月15日金曜日

おめでとう やっぱりケーキで 誕生日

 今日も、また雨か、と空をながめていたら、玄関で「こんにちは」の声。出てみると、M先生が立っていた。えっ、今日は、なんで、と言ってしまった。

「今日は、これで、きましたよ」、とバッグの中から取り出したのは、ケーキ。それでは、と「Happy Birthday to You」を歌いはじめた。

誕生日は、5月22日。とっくに過ぎている。本日は、7月13日。でも、まあ、いいや。

ケーキをたべながら、その後は、いろいろ話題が行ったり、来たりの、いつもの会話。

ウクライナ情勢:トルコ留学体験ありで、一見識。エルドワン大統領が、いろいろあったけれどスウエーデンとフィンランドのNATO加盟を認めるに至ったことがわかった。背景には、トルコの歴史的、地政学的があげられる。国際会議で、なんどか訪問、滞在したことのあるイスタンブール、ボスボラスの大きな橋を渡った時、ここがアジアとヨーロッパの「境」か、と実感したのだった。街中には、世界遺産のイスラム教の寺院がいくつもあった。そういえば、モンゴルの友人に初めて会ったのもイスタンブールだった。      ウクライナ戦争で、活躍しているドローンは、トルコ製が多い、とのこと。兵器には、あまり関心がなく、知識もなかったが、ドローンが兵器として活躍してるなんて、気づかなった。エルドワンさんは、ロシアのプーチン大統領とも仲がいいみたいだし、ウクライナに肩入れしていていいのかな、とつぶやいてみた。「それが、エルドワンなのだ」、と。

元総理大臣の死:びっくりした、は同じ反応だった。捕まった犯人が、「宗教団体が憎かった。その団体に関係していた首相を殺さねば」というのが、理由とのこと。その宗教団体について思い出すことがある。昔、昔、UNDP(国連開発機構)のスタッフとして、アフリカのスーダンで働いていた頃、首都カルツームの日本大使館で、日本の情報という欄に、その団体のパンフレットがいろいろ置いてあったのを思い出した。日曜日には、現地邦人とその団体の若者たちとの野球の試合がある、見にいかないか、と誘われたことがあった。また、これは、日本国内でのことだが、衆議院選挙の時、その団体の信者たちが、応援に動員されているのを見たことがある。集団お見合いなどは、テレビを通して知った。まだ、宗教団体として生き残っていたことを、確認したのだった。

城崎の植村直己冒険館:今年の受賞者の式典に行ってきたとのこと。冒険館が、これまでと様変わりして、賑やかだったという。町長が変わって、運営方針が変わったらしい。植村さんが亡くなってから、どれくらい経ったのだろう、そろそろ風化か、と思っていた。これも昔の話だが、冒険館には二度ほど伺った。あそこが選挙区だった方の記念館を、とのことで訪れたのだ。温泉に入ったり、地元の方たちと鮎を食べたのが思い出だ。そうそう、町長が変わって、冒険館には、スターバックスが入ったりして、地元の人たちの憩いの場になっているそうだ。

こんな具合に、時間が過ぎていった。

       友 遠方より来る  

       ケーキを持って来る  

       いろいろだべって 過ごす

       また 楽しからずや                  

  

2022年7月10日日曜日

夏到来 出番まだまだ 蝉の声

突然、「本日、梅雨があけました」と気象庁が宣言。翌日から、夏本番の猛暑。まったく雨が降らず夏日が何日も続きました。早朝の散歩時でも、蝉の声がまったく聞こえない。地下の蝉たちにとっては、夏はまだなのだろうか。7月10日、本日も、まだ聞こえてこない。

7月8日は、たいへんな日だった。総理大臣を長ーく務めていた方が、亡くなった。参議院選挙の応援演説の最中だった。手製のGUNに打たれての死。犯人は、すぐに捕まったが、日本中がびっくりさせらてた。昨日も、一日中新聞も、テレビもそればっかり。同じ内容の記事、映像が繰り返された。It's enough,という感じで、なんとかこのニュースから逃げられないか、と出かけました。久々のお出かけでした。

東武線に乗った。快速南栗橋行きに乗る。朝10時頃。浅草から出ている電車は、各駅停車と、快速、東武動物公園行か、南栗橋行きどまり。日光行きは、座席指定の特急のみ。南栗橋で、35分待ち。日光行きで栃木駅へ。ここで、前橋からの両毛線に乗り換える。栃木駅は、蔵で有名な宿場町。なんどか来たことがある。駅は、立派な近代づくり。JRよりも、東武線がはばを利かしている。JRのホームは、いちばん端っこにあり、両毛線は、前橋方面、水戸の友部方面ともに、1時間に1本しか走っていないのだ。待ち時間45分。駅構内のコンビニで買ったサンドイッチを食べる。

12時14分発に乗る。栃木市の高校の下校時間とぶつかり、ホームは、いっぱいの学生たち。そっか、今日は、土曜日。4両がほぼいっぱい。すぐに小山駅に着く。両毛線は、ここまで、でこの先は水戸線。13時6分なので、40分ほどの待ち時間。でも、乗車する電車がホームに入線していて、ありがたいことに、冷房も効いている。もひとつ、全5両編成のうち、真ん中の2両がわたし好みの「ボックスシート」なんです。「やったあ」、と思わず叫んでしまった。

小山駅の駅前は、洒落たビル・白鷗大学だ。まるで駅ビルって感じの接近ビル。小山市内を走っているバス、大きな文字で『おーバス』と書かれており、次々に駅にやってくる。ボックスシートからのいい眺め。そういえば、小山駅は、東北新幹線の停車駅でもある。

乗客は、結構多い。水戸方面から乗車したことはあるけれど、こっち、小山方面からの乗車は、初めてだ。しばらくして、鬼怒川を渡る。沿線は、工場が多く、あとは田園風景だ。田植えから1~2か月がすぎ、稲も立派に成長している。前方左方向に筑波山。いい眺めだ。

13時30分、下館駅着。水戸線は、ここまで。下館からは、真岡鉄道が出ており、終点の茂木駅まで乗車済み。ここでも、ホームに入線の列車が、待合室代わり。1両編成で、13時49分発車。車内に、「関東鉄道は2022年、100年を迎える」との記述があった。発車時刻には、20名ほどの乗客。まあまあ、だ。関東鉄道は、下館から取手間を走るが、途中の水海道駅で、乗り換えることになっている。13時49分発車。

ほとんどが無人駅、乗客の乗り降りは、ワンマンの運転手さんが、切符や定期券、スイカなどを拝見している。相変わらず筑波山は、車窓左側だ。途中の大宝駅では、下車して、神社参拝をしたことがある。下妻駅では、わが家の前を通っている下妻街道を調べた時、ここの図書館、市役所などへ資料を貰いに行ったのを思い出した。

水海道駅で乗り換える。停車中の取手行きは、ほぼ満席。途中の守谷駅で、つくばエキスプレスに乗る人たちだ。守谷駅でほぼ全員が下車。でも、関東鉄道の終点は、取手駅なので、ともかく最後まで乗る。15時30分、取手駅着。関東鉄道51.1キロ、約80分の乗車時間だった。ここからは、乗り慣れた常磐線。快速で、北千住駅まで乗り、千代田線で綾瀬駅着。それほどの猛暑ではなかったが、待ち時間が多く、なんとなく、くたびれた。久々の乗り鉄だった。

テレビをつけたら、まだまだ画像は、暗殺の続きだった。