今日も、また雨か、と空をながめていたら、玄関で「こんにちは」の声。出てみると、M先生が立っていた。えっ、今日は、なんで、と言ってしまった。
「今日は、これで、きましたよ」、とバッグの中から取り出したのは、ケーキ。それでは、と「Happy Birthday to You」を歌いはじめた。
誕生日は、5月22日。とっくに過ぎている。本日は、7月13日。でも、まあ、いいや。
ケーキをたべながら、その後は、いろいろ話題が行ったり、来たりの、いつもの会話。
ウクライナ情勢:トルコ留学体験ありで、一見識。エルドワン大統領が、いろいろあったけれどスウエーデンとフィンランドのNATO加盟を認めるに至ったことがわかった。背景には、トルコの歴史的、地政学的があげられる。国際会議で、なんどか訪問、滞在したことのあるイスタンブール、ボスボラスの大きな橋を渡った時、ここがアジアとヨーロッパの「境」か、と実感したのだった。街中には、世界遺産のイスラム教の寺院がいくつもあった。そういえば、モンゴルの友人に初めて会ったのもイスタンブールだった。 ウクライナ戦争で、活躍しているドローンは、トルコ製が多い、とのこと。兵器には、あまり関心がなく、知識もなかったが、ドローンが兵器として活躍してるなんて、気づかなった。エルドワンさんは、ロシアのプーチン大統領とも仲がいいみたいだし、ウクライナに肩入れしていていいのかな、とつぶやいてみた。「それが、エルドワンなのだ」、と。
元総理大臣の死:びっくりした、は同じ反応だった。捕まった犯人が、「宗教団体が憎かった。その団体に関係していた首相を殺さねば」というのが、理由とのこと。その宗教団体について思い出すことがある。昔、昔、UNDP(国連開発機構)のスタッフとして、アフリカのスーダンで働いていた頃、首都カルツームの日本大使館で、日本の情報という欄に、その団体のパンフレットがいろいろ置いてあったのを思い出した。日曜日には、現地邦人とその団体の若者たちとの野球の試合がある、見にいかないか、と誘われたことがあった。また、これは、日本国内でのことだが、衆議院選挙の時、その団体の信者たちが、応援に動員されているのを見たことがある。集団お見合いなどは、テレビを通して知った。まだ、宗教団体として生き残っていたことを、確認したのだった。
城崎の植村直己冒険館:今年の受賞者の式典に行ってきたとのこと。冒険館が、これまでと様変わりして、賑やかだったという。町長が変わって、運営方針が変わったらしい。植村さんが亡くなってから、どれくらい経ったのだろう、そろそろ風化か、と思っていた。これも昔の話だが、冒険館には二度ほど伺った。あそこが選挙区だった方の記念館を、とのことで訪れたのだ。温泉に入ったり、地元の方たちと鮎を食べたのが思い出だ。そうそう、町長が変わって、冒険館には、スターバックスが入ったりして、地元の人たちの憩いの場になっているそうだ。
こんな具合に、時間が過ぎていった。
友 遠方より来る
ケーキを持って来る
いろいろだべって 過ごす
また 楽しからずや
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