2024年4月17日水曜日

飛鳥山 さくらが散って 人まばら

乘り鉄定番となっている王子駅、ホームの前は、飛鳥山です。都内お花見の三大名所といわれています。お花見には、なんども行ったことがありますが、人出を避けたい年頃になってからは行ってません。それでも乘り鉄の起点でもある王子駅は、頻繁に通っています。    お花見の時季、花が咲く前から散る頃までを、しっかり見届けています。駅のホームいっぱいの人だったのに、いつも通りの風景です。目の前の飛鳥山も白い桜の花のかわりに、濃い新緑の葉っぱに変身。お山の乘り降り用のエレベーター(3分間)も、並ばずに乗れる状態になっていました。

京浜東北線で、川口方面へ行く前に、荒川の鉄橋を渡ります。進行方向右の赤羽側に、50mほどの桜土手がありますが、ここのさくらも、散っており、だからか歩いている人影は、見えませんでした。南浦和駅で乗った武蔵野線、制服が真新しい新入生、座席が空いているのに、座らず立っていました。レイクタウン駅に着くと、ホームから「〇〇ちゃん、こっち、こっち」という声。まだ若そうだけれど、どうも、祖母らしい女性が、手を振っています。新入生も、手を振りながら下車。帰りにレイクタウンでお買い物、いや、学校帰りに買い物なんて。駅周辺の高層マンションの住民なのかもしれません。

JR武蔵野線は、もともと都心用の物流を目的に作られたもので、歴史は、100年。今でも、長い、長ーい貨物をひっぱった列車にときどき会えます。武蔵野線は、終点の南船橋駅に着く前、東川口で埼玉高速鉄道、新越谷でスカイツリーライン(東武電車)、南流山でTXつくばエクスプレスに、新松戸で常磐線に、西船橋では、JR総武本線と連絡しています。

ちなみに私のご用達は、新松戸で常磐線=地下鉄千代田線、に乗り換え15分で綾瀬駅までの路線乘りです。綾瀬駅改札で、スイカの数字は、230円。京浜東北線の王子駅で乗車して、南浦和駅から武蔵野線、新松戸駅で乗り換えて、綾瀬駅、というコース、なぜ230円なのか。つまり、王子から上野へ出て、北千住経由で綾瀬駅までの運賃が230円。ひと筆乘りという合法的な乘り方、なのです。この乘り方をいろいろ活用しながら、あっちこちの、乘り鉄を楽しんでいる、というわけです。

2024年4月8日月曜日

へたっぴー 初鳴きうぐいす がんばーれ

昨日もそうだったけれど、今朝も霧雨状態。少しくらい濡れても、そう寒くはない、ないしろ4月、春真っ盛りなのですから。都県境の運河沿いのコースを歩いていたら、うぐいす、らしい声。まだ、ホーホケキョになっておらず、でも、あれは、うぐいすの声。明日は、もっとうまくなっているかな。このコース、桜の木が3本、満開です。根本には、小さな山吹の黄色い花が咲いています。まだ、だれも通っていない、朝いちばんの初歩き、今日も大満足の始まりです。

午後、雨かもというので、8時すぎに家をでました。本日は、路線バス乗り。綾瀬に出て、亀有へ、乘り換えて、新小岩駅というルート。途中の学校では、入学式で、校門には、日の丸の旗、満開の桜をバックに、記念写真の制服姿の新入生。この風景、ずーと続いているんですね。自分の記憶には、まったくありませんが。

東北・北海道を除く地域、ほぼ桜が満開になったようです。夕べ、テレビで、奈良の吉野山の満開桜の様子が写っていましたが、この季節の吉野山、行ったことがあります。20年くらい前だったか、熊野古道を吉野山からスタートした時。満開には、ちょっと早かったけれど、さすがは、吉野山、黄色の菜の花とのコラボレーションが、よかったな。

ところで、台湾での地震、まだ能登の地震の印象が鮮明に残っている今、えっ、台湾でも、と叫んでしまった。現地の様子が、テレビに映し出されています。日本と同じように、台湾も地震大国なのです。でも、日本との違い、だいぶ違うようです。台湾の地震体制といえば事前に「備えよ、常に」、なのです。日頃から、いざという時のために、人も、物も、体制なども、しっかり準備している、大きな違いです。日本は、災害に対する事前準備よりも、災害になってはじめて大がかりな国の支援が行われる、という図式。あちら、台湾では、地震になる、3時間後には、もう仮の避難所が設置され、住も、食も、もちろんトイレもしっかり準備完了。支援の人力も、もちろん、即出動。三か月経た男鹿半島と比べ物にならない。寒い避難所ー学校の体育館などで、カップラーメンひとつで、ふとんをかぶって過ごす日本の被災者の姿と比べものにならない、ことがわかりました。

災害が起きて、「しっかり国は、財政支援をします」、というよりも、事前の支援が必要なのだと思います。70%の家屋が耐震性になっていなかった、という現状、なにも能登だけに限りません。いつ起こるかわからない災害に対して、備えをしておく、「備えよ、常に」です。事前復興、これが必要です。裏金だ、キックバックだ、なんて言ってる場合か。「国民の命と生活を守る」のが国会議員のお仕事のはず、じゃあなかったんですか。


2024年4月4日木曜日

ライトレール 初乗り故障で 料金ただ

4月3日、宇都宮へ。昨年の夏、開業したばかりの路面電車、気になっていたので、初乗りに出かけた。8時半に神明町発。上野駅から乗ったのは、小金井行き。ラッシュなしの逆乗りだったので、車内は、がらがら。ボックスシートひとり掛けでゆったり、乘り鉄です。桜の花が沿線あっちこっちで、咲いていました。約2時間。

小金井で乗り換え、宇都宮 駅に11時40分着。時刻表には、『ライトレール線・西口』とあったので、さっそく西口へ。ない、どこにも表示がない。で、戻って、駅構内で地元らしい人に尋ねたら、なんと、その男性もライトレールを探しているとのこと。宇都宮駅当局も、胴元の宇都宮市も、ライトレール線の宣伝を徹底すべき、ですよね、と。

西ではなく、東口だったライトレール線発着所、構内の外れにありました。階段を下りて行くと、制服の係がいて、「現金の方は、回数券を取って下さい」、と。スイカやスマホでOKの料金システムです。春休みだからか、子どもが多い。5分ほどで、電車到着。1時間に5~6本という感じです。下車した乗客12名。それほど混んではいない。すぐに乗車、発車。ワンマン、2両編成の路面を走る電車。4人掛けで、窓は大きい。

しばらく駅前の国道を往く。速度は、ゆっくりで、横を走る車に抜かれている。宇都宮大学のキャンパス駅、といっても、学生らしき乗客の乗降なし。停留所は、屋根付き、簡単なベンチもある。街中をすぎ、〇〇小学校前とか、城跡とかの停留所。学校の昔の写真や、城跡の写真なとが停留所壁に貼ってありました。でも、周辺には、民家はなく、ここまで、どうやってくるのかな。

たんぼや畑のある郊外に出て、鬼怒川を渡る頃には、電車は、かなりの急坂を登ったり、下ったり。乗降者皆無。丘陵地帯に入る。両側には、大きな工場施設が並ぶ。工業団地だ。と停留所には、自転車置き場・駐輪所があった。しかし、広い工場の敷地内には、もっと広い、広ーい駐車場があり、車がびっしり並んでいた。なあんだ、みんな、車通勤してるんじゃん。

「次は、終点の工業団地です」、とのアナウンス。と、電車は、停留所の手前50mあたりで急停車。停留所には、前に到着した電車が停まっおり、運転手さんが、電車を降りて、雨の中で、線路をのぞいたり、たたいたりしています。しばらくして、「前の車が故障のようなので、しばらく停車しまーす」、とこちらの運転手さん。そのしばらくが、40分ほど続きました。カメラを持って、はしゃいでいた子どもたちら、12名が車内に。本社からのレスキュー隊の車が到着。じきに故障は、改善。で、停留所着ここで、全員下車。どこへ行くのか、ひとり残され、そのまま宇都宮駅に戻ることに。運転手さんが、「どちらから?」と聞くので、東京からです、と言うと、料金は、いいですから、とおっしゃる。ここ終点からは、しばらく乗客一人状態で、しかし、途中で乗ってきた客もおり、終点の宇都宮駅では、20名くらいになっていました。

せっかくだったが、名物の餃子も食べず、ホームに停まっていた逗子行きに乗車。赤羽で乗り換えて西日暮里経由で綾瀬着。神明町に着いたのは、5時すぎでした。14.5キロに乗るため、往復5000円かけての乘り鉄の旅でした。それでも、達成感はあり、でした。