メーデー(May Day)って、「五月という意味でしょう?」、「Golden Weekのはじまりってこと?」、
こんな歌、知ってますか、歌ったこと、ありますか。
起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し
醒めよ 我が同胞(はらから) 暁は来ぬ
暴虐の鎖断つ日 旗は血に燃えて
海を隔てつ我等 腕(かいな)結びゆく
いざ闘わんいざ 奮(ふるい)いたていざ
ああインターナショナル 我等がもの
ああインターナショナル 我等がもの
これは、国際労働者運動の歌で、マルクスが、万国の労働者よ、団結すせよ、と創立した際に、つくられた歌で、ソ連では、第二次大戦前まで国歌だった。中国では、ごく最近まで、北京放送のコールサインとして流れていた。、
日本でも、代々木公園で、毎年5月1日に行われていたメーデーの祭典で歌われていた。だいたい、いつ頃だったか、メーデーがつまらなくなった。まず、参加者がおおはばに減少、組合から参加費用が支給されるので、という大企業の労働者(会社員)が増えてきた。祭典後のデモ行進も、距離が短縮され、いつの間にかインターナショナルなんて、歌わなくなった。もう、歌える人、いないんじゃないか。
メーデーになっても、わくわく気分、しなくなった。
メーデー・労働者の祭典、たまたまその日にいた各国で
参加したことがあった。
ウイーンのメーデーは、退役した労働者・高齢者たちが先頭で、誇らしげに赤旗を掲げながら行進、感動した。ストックホルムでは、頬を赤く染めた若者たちが、赤旗の先導者だった。地中海のマルタでは、当時の首相ドミントフの名前を
合唱しながらの行進だった。
労働者は、国を越えて、連帯、団結する、まったくその通りだと、信じていた。インターナショナルの組織で、長い間
仕事をしていたのは、本気で、信じていたからだ。
今、世界は、グローバル時代といわれ、人も、仕事も、お金も、国を越える時代となったような感じ。コロナも、国を越えて、観戦が広まっている。他の国の人たちのことなんか、かまちゃあいられない。連帯なんか、ない。
こういう時代に、いつの間にか、なってしまった。
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