2022年11月29日火曜日

雨ごとに 落ちる葉っぱ 冬はじき

11月27日(日)晴れ  いい天気。これなら富士山、しっかり見えるはず、と出かけた。綾瀬駅から千代田線乗車。荒川の鉄橋を渡る際、はっきり富士山を確認した。東京駅から東海道線。9時20分だった。品川駅まで、立ちんぼ。ここで、お気に入りボックスシート、ゲット。進行方向右手、時々富士山が見える。よろしい。これがいいのだ。平塚駅行きだったので、いいんじゃない、いいんです、と平塚駅下車し、バス停へ。すでに10名ほどの乗客が 座っている「伊勢原行き」が、停まっており、乗車。いちばん前の運転手さん左横の一人席が空いており、もちろんゲット。

すぐに出発。駅前の七夕祭りの飾りで賑やかな東海道通り、歩道部分が広くなり、すっかり整備されていた。コロナで七夕祭り、実施したのかな。ここから北へまっすぐ、大通りを往く。真ん前に丹沢の山々。バスは、旧道へ入る。両側は田んぼ。畑も多い。まだ平塚市内だ。左方向を見るも、いつもなら見えるはずの富士山がない。電車の中からは見えたのに、あんなにはっきり見えたのに、見えないのだ。箱根の山々一帯に、いつの間にか雲がしっかりかかっている。というわけで、Mt・Fuji View Tourは、残念でした、終点の伊勢原駅までの間、まったく姿を見せなかった。

ここら辺は、昔、歩いたことがある。中原街道、東京は、港区から品川を通り、洗足池、ここら辺の地名は、たしか千束だったのを思い出した。丸子橋を渡り、神奈川へ入り、川崎を通り、中原までの歩き旅、日帰りを3~4回、繰り返してのちょい旅だった。バス停に、平塚中原3丁目、なんていうのがあり、思い出した。11時20分、伊勢原駅着。バス停は、結構、混んでいる。バスの利用者が多いようだ。ここら辺は、神奈川中央交通、「かなちゅう」が主流。駅構内の立ち蕎麦屋で、かけそば(340円)を食べ、11時50分の快速急行新宿行に乗り、代々木八幡で千代田線に乗り換え、綾瀬駅帰着。富士山に会えず、残念の路線バス乗りでした。

マレイシア 新首相は わが旧知

新聞に、「マレイシア首相 アンワル氏就任」、という大見出し。そっか、首相になったか、と独り言。97歳のマハティール前首相の立候補が気になっていたが、アンワルがついに首相になった。1980年代、当時、首相は、マハティール氏で、アンワルは副首相、次期首相などといわれていたが、政敵だったアンワルは、投獄されるという不運が繰り替えされ、それでも政治の舞台から離れることはなかった。遂に念願の首相に、なったというわけ。実は、そのアンワルと、ずーと昔、イギリスのマンチェスターで、政治活動をした、ということがありました。なにがテーマだったか、よく覚えていないけれど、段ボールに、フエルトペンで主張を描き、タイプ打ちでビラを作成、港湾労働者たちの集会で、スピーチをした。アンワルのスピーチは、なかなかだった。その帰りがけに、彼からの依頼で、マレーシアの、彼の出身地のカンポン(村)を訪れ、2~3日滞在、地元の若者たちとの交流会に参加したことがあった。当時、ヨーロッパが最大の関心事であったが、イギリスの植民地政策、中国系マレー人との諸問題、対シンガポール政策などを知る機会でもあった。その彼、アンワルは、75歳。新聞のプロフィ―ル写真、少し、昔の面影が感じられた。

この道は いつか来た道 バス路線

11月22日(火)曇り 朝4時、ほぼ頭上の空には、下弦の月。思っていたよりも寒くはない。明日は、祝日なので、人出日、だから本日は、出かけよう、なんて考えながら朝食。といっても、どこへ行くか決めておらず、こういう時は、まず神明町からバスに乗る。終点の西新井駅まで、25分かかる。この間に考えればいい。

西新井駅から、池袋駅行きに乗車。まだ10時なので、学生らしき乗客が多い。女性の場合、働いている女性よりも、学生女性の方が、お洒落で、着ているモノ、身に着けているモノ、持っているモノなど、よっぽど金をかけている、っていう印象だ。いつもは、途中の王子駅前で下車するのだが、あまりにも混んでいたので、下車するチャンスを逸した。終点池袋駅に行ってみよう、と決めた。

明治通りを走るこの路線バス 、これまでにも何度か乗車したことがあるが、この2年間くらい、乗ったことがなかった。大正大学あたりは、すぐに思い出せるが、池袋駅が近づくにしたがって、道路両側は、新しいビルになっていた。駅すぐのあたり、「ハレザ・ビル」前という停留所。バスの車窓から見上げても、てっぺんは、見えないほどの高層ビル。この後ろの方に、たしか豊島公会堂があったなあ。終点停留所は、駅前だった。駅構内は、人、人、人、だった。数年前には、駅反対側(北)から、歩いて通った大学、3年間だった。ちょっとどうなっているかの見学、結構、長い構内を歩く。駅を出て、一回りしてみたが、それほどの変化、ないみたい。特に目的もないし、山手線に乗ろうか、歩いて都電の駅まで行こうか。フクロウ像のある出口に出たら、目の前に都バスが止まっていた。これだ、と乗車。池袋から「浅草寿町」行きのバス。

乗客といえば、ほぼ満席。女性、それも高齢者が多い。みなさん、買い物袋を持っておられる。この路線、たぶん乗ったことがあるはずだが、記憶なし。しばらくして右折。白山通りに出る。ここをまっすぐ行くと、飯田橋から神保町方向だ。間もなく巣鴨駅、右は巣鴨地蔵。ここから左折、細い道に入る。東洋大学の正門、高い、でっかい学び舎ビル。坂を上がると、白山。ここら辺は、よく歩いた。樋口一葉ゆかりの地。銭湯もある。本郷通りを抜け、明治通りを西日暮里へ。いつの間にか、客は、3人。荒川区役所、大関横丁、ここら辺は、今でもよく通っている。常連の銭湯大勝湯、三ノ輪商店街は、すぐだ。三ノ輪の交差点、都心方向は、「昭和通り」、荒川方向は、「日光街道」、だ。バスは、国際通りに出て、龍泉、千束を経て、終点の浅草寿町に。道路は、空いていて、10分ほどで、終点に到着。

この後、久しぶりに行ってみるか、と浅草寺へ。しかし、すぐにやめた。とにかく、人が多い。外国人観光客(インバウンド)だけではなく、日本人割安制度利用客で、混んでいた。こんなに大勢の人間が、集まっている場所、みなさん、のろのろ歩いている、久しぶりでした。つい最近、銀座、六本木へは、ちょいと、行ったけれど、これほどではなかった。デパートの駅地下で、肉まんを買って帰宅。路線バスは、楽しかったけれど、浅草は、だめだった。

2022年11月18日金曜日

アジア「今」 国際会議 目白押し

 11月18日(金)晴れ                          ここのところ、東南アジアでいくつもの国際会議が開催されました。      東アジア首脳会議      プノンペン(カンボジア)               アジア太平洋経済協力会議  バンコック(タイ)           ASEAN首脳会議      プノンペン(カンボジア)              G20首脳会議        バリ(インドネシア)

ざっと、こんな感じです。世界中の首脳が東南アジアにやってきた。アメリカのバイデン大統領、中国の習近平、ECや、ヨーロッパの首脳、アジアの大国(?)である日本の総理大臣や韓国大統領、などなど。会議出席もさることながら、個別の会談が多かった。日本の首相は、日米、日韓、日中首脳会談など。ウクライナ戦争で、プーチンは来なかったが、ロシアは、どちらかというと、冷たくされていた。会談多し、されどウクライナ戦争は、終わらず。なんとなく、むなしい。

シンガポールの母娘のふたりは、レンタカーで箱根へ行っている。お天気でよかった。富士山がきれいだろう。明日、19日は、銀座でデイトの予定。

いい天気なので、これから、お出かけ。王子の飛鳥山へでも行こうか。        

2022年11月17日木曜日

楽隠居日記 11月17日

 友来る 3年ぶりの 六本木                        パンデミックで来ることが出来なかった友人が、久しぶりに来日。といっても友人は、ご主人の方だけれども、奥さんとも大の仲良し。六本木のマンションの持ち主でもある。今回は、3年ぶりの来日で、医師である娘のサラとの二人連れ。留守の3年間、定期的に掃除をしてくれる会社もあるんだそうだ。3年ぶりの東京についてのふたりの感想。                               「電車が以前ほど混んでいなかった」、「六本木界隈で、closeの店が多い」、「昼頃の六本木、なぜか、スーパーやレストランが、混んでいる、サラリーマン風でない、一般の人、中高年の女性が多い」、「六本木って、他よりも、モノの値段、高いよね」、「タクシーが少なくなったみたい」、などなど。                                  携帯を見ながら、昼食処の寿司屋をさがして、あちこち歩いた。たしかに閉店の店が多く、ヒルズ内でも、営業していない店が多かった。だからか、営業している食べ物屋さんのほとんどが満員だった。                       ようやく見つけた「寿司店」。天井が高く、30席ほどの広ーい室内。これならコロナ大丈夫。ところが、握っている職人さんたち、全て若いあんちゃん、頭髪スタイルが全員同じで、坊主寸前の短めスタイル、手ぬぐいの色(緑)もお揃いだ。案内された席につくと、「メニューは、ありません、昼は、お任せです」、とのこと。下手な英語。それでも、草履ばき。大きなお皿に、3人分のお寿司が、2巻づつ運ばれてくる。寿司のネタは、小さく、もちろん、シャリもちっちゃくて不味いコメ。ネタの上になんか塗ってあり、味付けネタ。醤油は出てこない。取り皿もなく、大皿からまっすぐ箸で口に運ぶっていう段取り。この状態が、1時間ほど続く。3年間ブランクだったので、話題も多く、まあ間がもてた。それにしても、こんなまずい寿司、これまでの人生(84歳)で、最悪。六本木で、商売している店に、こんなのがあったんだ、と。周囲の客、全員が日本人だったが、みなさん、結構満足気で、不満そうな雰囲気でもなかった。どうなっているんだろうか、日本人。お会計、これで、ひとり9000円。わたしが払ったわけではないけれど。

                              

2022年11月12日土曜日

楽隠居日記 (11/7~11)

11月7日(月)曇り 晴れ  秋晴れの 今日は立冬 落ち葉掃く      暦の上では、立冬。朝のウオーキングから戻ったら、近くの路上にゴミ。コンビニ弁当の食べ残しなどが散乱。土日曜日の翌朝に多い。たばこの吸い殻、缶ビールの空き缶などなど。どうやら、若者たちのたまり場になっているらしい。ぶつぶついいながら拾う。落ち葉もそろそろ落ち始めた。桜の葉がどうやら盛り。夕食はシチュー。じゃがいもが、煮すぎで、とろとろに。でもうまい。

11月8日(火)晴れ  秋の夜 皆既月蝕 鍋料理          秋の今夜は、月蝕を見ることが出来ると、新聞テレビで大騒ぎ。早朝の空には、まん丸のお月さんが、しっかり出ていた。天気よく、太陽がいっぱいの一日、真冬用のダウンを干した。整理したつもりだったが、7着もある。これら、全部手を通すのかな。この3年間、まったく買っていないけれど、ほぼ一生もの。本日は、三ノ輪の銭湯へ行く日。銭湯の女将に、奈良からの柿を持っていった。皆既月食ははじまりの7時すぎから観察開始。ベルリンで手に入れた双眼鏡が活躍。路上で買ったもの。当時は、まだ壁が開いてじきの頃だった。鍋料理を食べ食べ、ベランダから月を眺めたが、1時間ほどして、弱いシルエットになった頃、くたびれた、そして止めた。

11月9日(水)晴れ  西の空 月食終えた 月 残る          夕べ大騒ぎで見上げた「月」、今朝4時、西の空にあった。それほど寒くはない。アメリカの中間選挙の実況放映を半日、テレビで見てしまった。トランプとバイデンが出たり入ったり、下院では、共和党が、上院は共和、民主党が拮抗しており、簡単に結果が出ないということなので、ちょっと出かけた。と、これまであった近所のバス停、いつのまにか廃線になっていた。乗る人が少ないので、なくなったらしい。都内でも、こういう例があることを知った。久しぶりに綾瀬駅から新小岩へ。距離は4キロほどだが、30分かけて走行する。途中、京成の踏切があるが、道路は、そう渋滞しないので、ちょい旅にはいい。昼間の時間帯は、ほぼ全員乗客は、高齢者。みなさん、シルバーパスの愛用者です。新小岩駅からは、同じ京成バスで、亀有へ。亀有からは、常磐線で、綾瀬に戻る。この日足立区のワクチン接種の申し込みをした。11月1日にインフルエンザの予防注射をしたので、2週間後。結果は、12月1日の予約がとれた。

11月10日(木)晴れ  秋晴れ日 小湊鉄道 ほぼ満員         いい天気、秋晴れが続く。右の下方が少し欠け始めた「月」が、ほぼ頭上に。アメリカ中間選挙は、まだ結果がでない。近所の銀杏の木、ほぼまっ黄色。ちょっと東京を出てみよう、と千葉へ。千葉駅から木更津行きいに乗る。五井駅下車。ここから小湊鉄道に乗る。JRから乗り換える途中で、前に来た時には、おばさんが弁当を売っていたが、今回は、いなかった。終点の上総中野駅から、大原へ行く路線ー小湊鉄道いずみ線、に乗らずに往復するつもりで、1日フリー切符を買った。五井ー上総中野間、39.1kで1840円。乗車時間は、約90分。一両編成だが、ワンマンではない。車掌がいる。駅は、ほぼ無人駅で、スイカが使えず、停車するたびに、この車掌が降りて、乗客の改札をする。さて、12時25分、五井駅を出発。客は30人ほど。途中の駅で下車し、最後の上総中野駅まで乗っていた人ー乗り鉄は5名だった。折り返しには、近くの紅葉の名所養老の滝見物の客がどーんと乗り込んできた。一両編成の座席は、ほぼいっぱい、50名くらいは乗っている。地方の私鉄としては、立派。途中の車窓からは、まっ黄色に色づいた銀杏、鈴なりの柿、ゆずの実など、秋らしき風景。養老の滝帰りの人たちの会話。「思ったほどではなかったね」、「テレビの方がきれいだった」、「黄色が多く、赤が少ない紅葉だった」、などなどの感想。4時近く、五井駅に戻った。ここから千葉に出て、新小岩へ戻り、バスで綾瀬へ。神明町に着いたのは、6時すぎだった。本日の夕食は、買い食いでした。アメリカの選挙、まだ決着がついていない。


  

2022年11月7日月曜日

新幹線 貨物も運ぶ 柔軟性

11月6日(日)4時半、曇っていて、ほぼ真っ暗。あと2時間たたないと、太陽は出てこないけれど、それでも行く。寒くもない。10時すぎには、晴れてきた。宅急便、奈良からだった。旅友のMさんからの「柿」。段ボールには、渋抜きした、でっかい柿が40個ほど入っていた。奈良といっても、本場ものの、地元法隆寺の柿です。自宅が、斑鳩町、法隆寺は、歩く距離にある。リストを作って、ご近所さんに配る。みなさん、毎年のことなので、アテにしていて、今年は法隆寺、まだかね、なんて催促する人も。さっそく1個食べてみた、あまい、うまい。

開業150年の鉄道、一か月ほど、新聞、テレビなどでの記念特集が続いているが、どこもかも赤字で、これからどうするか、の内容。ローカル線、地方の鉄道は、深刻な経営状態で、廃線がすすんでいる。日本全体が、人口減少で、地方の旅客減少は、もっともっと深刻なのだ。ここのところ、近場の路線を乗りまくっているが、電車は、一両のみ、ワンマン運転、駅は、ほぼ全て無人、で、乗客はといえば、朝晩のラッシュ時は、通勤客、学生でなんとかなってはいるものの、昼間時間帯は、ほんの数名で、ひとりっきりなんていう体験もたびたびだった。一方、自家用車の数は増えている。地方では、一家に2台、3台、という家も多い。地方ならば、駐車場には困らないけれど、車を持つと、駐車料金もかかるし、それにガソリン代もかかる。車検や、保険も安くはない。車が増えたといって、それを走らせる道路が増えるわけではない。そうそう、ガソリンって、日本で、自前出来ないんですよ。電気自動車にすれば、ガソリンはいらない、という人もいるが(タクシードライバーのご近所さん)、コバルトとか、リチュウムとか、電気自動車に必要な資源は、原産地のアフリカから輸入しなければならないわけで、どれも有限資源なのだ。などなど、車社会のこの先は、真っ暗。     

最近、収益を増やすため、貨物を運ぶ新幹線や、特急列車が、あちこちで利用されている。朝採りの果物、野菜、朝陸あげの漁獲類などが、人口の多い都市部に搬送されている。物流といえば、トラック、というのが定番だったが、高速道路の渋滞がたびたび起こっており、また高速料金の値上げ、駐車場の値上げ、働く運転手不足など、なかなかうまくいっていない。人が快適に「旅」をするための新幹線のはずだが、その人(乗客)が、乗ってくれないことには、はじまらないわけで、これも、あれも、考えてみるに、赤字の鉄路利用は、いいことだ。「地球温暖化」対策でもあると思う。

そんなことを考えながら、王子の飛鳥山公園に行ってみた。紅葉は、始まっており、落ち葉いっぱいの園内だった。スマホ写真撮りのみなさんで、混んでいた。まだまだコロナ禍、急いで下山。京浜東北線で南浦和駅へ行き、武蔵野線に乗り換えて、新松戸駅へ。電車は、日曜日の午後3時だったが、家族連れが何組か乗車していて、席は、ほぼ埋まっていた。「みなさん、電車、ご利用いただき、ありがとうございます」、と心の中で、つぶやき。下車の綾瀬駅改札で、スイカ250円だった。


2022年11月3日木曜日

鉄道と 絵画コラボ の 展覧会                       11月2日(火)予報は晴れなのに、朝は曇り空。桜のはっぱが落ち始めた。朝の散歩の途中にある銀杏の木、かなり色づいてきた。というわけで、銀杏通りへ行ってみよう、と。東京駅から荒川土手間の路線バス、これがお茶の水から本郷へ出て、東大通り、銀杏通りです。まだ、午前中なので、まだ、通勤客で混んでいるはず、東京駅へ行くよりか、荒川土手の都バス操作場へ。ところが、東京駅丸の内行きバスは、1時間に1本しか出ておらず、とりあえず、田端駅まで乗る。ところが、田端では、30分待ち。しかたない、待つ。電車に乗れば、15分くらいで、東京駅に着くけれど、なにしろ、行きたいところは、本郷通り。待つしかない。

バスがきた。乗客は、数名で、乗り降りなく、全員終点までの客だった。さて、本郷通りの銀杏、残念ながら、まだでした。東大構内の銀杏は、若干色づきがはじまってはいたが、大通り側は、まだ。ま、しかたない、と丸の内側東京駅で下車。改札手前に「鉄道美術の150年点、150年」の看板。そういえば、どこかでそんなのを見たっけ。迷うことなく、入った。東京駅丸の内駅舎内ギャラリー、入場料1400円。高いんじゃないの? 案内の女性が、親切だったので、ま、いいか。展示は、3階、2階で、汽車、列車、車内風景、車窓からの風景などで、有名な絵描きさんの作品。広重、芳虎、勝海舟の絵など、大宮の鉄道博物館で見たものが多かった。客は、まばら、高齢者が多かった。鉄道150年にあわせての企画だったようだが、特に感動しなかった。ただ、東京駅舎内のギャラリー(3階建て)を見学することが出来たのは、よかった。

帰ったら、現役弁護士の友人からの郵便が届いていた。彼女は、アフリカのガーナでの大使歴のある、ブータンにご一緒したこともある。まだ、働くのと、よく冗談を言ったが、まだ、弁護士職を続けている。その彼女が、コロナ禍の上海を訪問した際の一部始終の記述。

出発前の手続き、上海に着いてからのホテルでの隔離生活、PCR検査、健康コード、上海の街中での体験、買い物、タクシー体験などなど、結構、事こまごまと書いてある。最後に、「原油以外の鉱物は何でも存在するという中国、中国国内だけで、充分な経済圏を確立、独自の社会システム、文化を構築できる。ゼロコロナ政策推進のため、健康コードという途方もないシステムを、独自に開発、実際にそれを運用している。・・・・・こういう国、中国と平和的に共存することが、わが日本にとって必要なこと」、とあった。

私たちのいう、民主主義が、問われている、そんなことを考えている。


2022年11月2日水曜日

楽隠居日記 10月31日

ハロウィーン 押しくらまんじゅう 負けたら死               10月 31日(月) インドのグジャラート州で、吊り橋が切れて、大勢の人たちが落下、亡くなった、とのニュース。グジャラート州、と聞いて、思い出した。今から60年ほど前のこと、同州の首都アーメダバードで、20日ほど過ごしたことがあった。テキスタイルが盛んなアーメダバードで、繊維労働者たちの労働条件改善のため、労働組合を立ち上げる、というプロジェクトにかかわったことがあった。どんな成果があったかは、覚えていないけれど、スウエーデンやシンガポールの、いわゆる同志たちとあれこれ活動した。自分にとっては、初めてのアジアで、マラリアの洗礼を受けたのも、この時だった。20日間のうち半分の10日ほどは、マラリアで寝込んでいた。現首相の出身地でもある。   朝一番のニュース、韓国のソウルの繁華街で、大勢の若者たちが、人流混雑で亡くなったとのこと。あの地区には、海路で韓国を訪れた際、二泊したソウルでのホテルがすぐ近くだったので、ぶらぶらしたことがあった。ハロウィーンで、多くの観光客、韓国の若者たちで混雑していた地区、原宿みたいな所、で大惨事が起きたようだ。155名が亡くなったと。                 毎日、人が死ぬ、というニュースは、ウクライナだけでも十分なのに、地球のあちこちでは、こうしている「今」も、続いていることを実感。

アメリカや、EUの国々がいう「民主主義」の持つ意味を考えている。対話が出来ない人たちを相手に、「民主主義」を繰り返すことの虚しさ、こういう時代なのだ、と。いろいろ考えながら、本日は、西新井大師で、手を合わせた。神頼みっていうわけ。お大師さんなら、聞いてくれるかな。