2022年5月7日土曜日

代掻きの すんだ田んぼに 春の風

不要不急が続いている。遠出を控え、不必要な移動はだめ、といい聞かせながら、本日もちょい旅。用事、なーんもないけれど、ま、行ってみるか、乗ってみるか、ではだめなんです。なんでもいい、旅には、目的が必要なんです。本日は、田植え前の水をはった田んぼを見ること、これが目的。方向は、東。大都市横断の西方面でなく、人気(ひとけ)の少ない房総半島。

つくばエックスプレス(TX)で、終点のつくば駅まで。なんども乗車の路線。大型連休中、各停は、申し訳ないほどの乗客。途中の景色には、田んぼはない。ビル、マンション、戸建て住宅群、急激に増えた感じ。つくば駅も、人影まばら、構内の店もほとんど閉まっていた。駅前のバスターミナルから、土浦行きに乗る。大丈夫かな、客は、3人だった。そのうち2人は、途中で下車。終点の土浦まで、ひとり占め。途中、残念ながら、田んぼなし。それじゃあと、土浦駅から乗ったのは、水戸行きの常磐線。友部駅、すぐに田んぼがありました。ひとつづつ駅に停まるし、特急列車待ちなどで、とにかく、よく停まる列車。こういうのがいい。列車好きには、たまんない。

車窓からの田んぼには、あちらにも、こちらにも、田植え作業の人たち。といっても、腰をかがめて、苗を一本づつ植えるなんていう姿はない。あれは、今やパフォーマンス。現代の田植えは機械です。だから、広い田んぼには、機械を操る人、ひとりしかいない。それでも、田植えの風景です。連休なのに、休みなし、の人たちがいるんですね。

そういえば、あちこちの千枚田へ 行きました。和歌山県だったか、三重県だったか、有名な千枚田。千枚田ではないけれど、ネパールの段々畑、あれは見事だった。あんな級な斜面にどうやって畑を作ったのか、人間の力を実感しました。

大型連休で、久々に新幹線も混んだらしい。帰省だったり、温泉だったり、レジャーだったり、「久々の、いい旅でした」、「実家で、ゆっくりしてきました」。

なんの目的もなく、用事もなく、それでも汽車に乗って出かける、なんて人はいない。最近は、家を出て、なにかに乗って、移動しながら、どこへ行くか、どこで降りるか、なんていうちょい旅が多い。連休だから行く、なんてことはせず、毎日が旅日和、楽隠居の旅です。

1 件のコメント:

  1. 先日由利高原鉄道を羽後本荘から矢島まで乗ってきました。田んぼには水が張られ田植え直前。世界は食料不足になりそうだというので日本のおいしいコメを備蓄しておきましょう。

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