2022年3月22日火曜日

ちょい乗りの旅ー八高線

 がくるのが、だいぶ早くなった。5時半頃から、少しづつ明るくなる。本日は、土曜日、3月19日。夕べ、蔓延防止措置が3月21日まで、その後は、全面解除、旅行もOKになるとの政府発表があった。今朝の新聞には、さっそく見開きの広告ーGO TO トラブルじゃあなくて、トラベルのPR満載。それなら、ちょいと行ってみるか。都心の土日は、混むので、都外、県境を越えた旅も悪くない、なんて、いろいろ言い訳をしながら、上野駅へ。上野の方が、目的地の選択余地が多いから、東京駅より上野駅です。

9時30分発の高崎行き、これにすると決めた。週末なのに、準急並みのアーバンというのもいい。ボックスシートのある最後車両に乗車。乗車率は、土曜日にしては、混んでいるが、ほぼ全員が座れる状態。上野を出て、鶯谷、日暮里、西日暮里を通過、と尾久駅も通過。列車の車庫のある尾久駅、ここには、高崎線も宇都宮線も停車するのに、土曜だからか、アーバンだからか。

赤羽駅には、停まった。これじゃあ座れない、というほどの乗客。ボックスシートを目指す人たちが多いってことか。「ここ、いいですか」、と高齢のご夫妻。どうぞどうぞ、というわけで、着席。座るなり、ご主人、カバンから取り出した本を、めがねをかけて読みはじめる。図書館から借りてきた本だ。奥さんは、といえば、大きな財布をしばらくいじっており、乗車券を確認したり、東京都のシルバーパスを取り出したり。彼女、都民です。熊谷駅で、多くの客が下りたけれど、おふたりは、一向に降りる気配なく、旦那は、めがねをかけたまま、爆睡状態。奥さんの方も、目をつぶっており、結局、終点の高崎駅まで、ご一緒の「旅」でした。あの二人、高崎止まりなのか、その先、どこかへ行くのか、でも、観光じゃあないみたいだけれど、ま、どうでもいいことです。

改札を出て、駅構内を一回り。高崎駅といえば、昔、月2~3回、通ったことがあります。山岳会に属していた頃の話。西上州の山、20峰くらいあり、それらすべてを登頂する、という計画でした。東京をいちばんの電車で出て、高崎駅で上信電鉄で終点の下仁田駅まで乗り、駅から歩いて、目的の山へ、というのが日程でした。山が低いので、だいたい4~5時間で往復可能の登山でした。どちらかというと、妙義山の裏側です。その際には、朝いちばんの高崎での駅うどん、帰りは、下仁田駅近くの茶屋でのこんにゃくの刺身(と日本酒)というのが定番、楽しみでもありました。

この日も、上信電鉄戦の改札近くの立うどん店へ。もちろん、そばもありますが、群馬は、うどん県、うどんの味は、絶品です。すうどん、280円、値段はあまり変わっていない。

さて、八高線のホーム、3番線とあるのに、その3、がなかなかみつからない。2番線ホームの最先端、駅構内からは、ずっと離れていました。11時56分発の高麗川行きは、一両編成、ワンマン車。座れない乗客も。沿線の駅は、すべて無人で、しかし、スイカ使用可でした。そういえば、いつだったか、いちど乗った記憶がある。それと、高崎から、ほぼ八高線沿いの街道を、鎌倉までの歩き旅をしたこともあった。いくつかある鎌倉街道のひとつで、「いざ鎌倉!」の緊急事態の街道なので、途中、宿場がなく、友人の親類の家に泊めてもらった。

八高線は、始発は、本来ならば倉賀野駅だが、いつの間にか、高崎駅になっている。列車は、高麗川駅までと、高麗川駅から八王子駅までの二段階の路線になっている。高麗川駅から、八王子駅の方が、乗客が多く、車両も多い。

車窓からの景色、もう春だ。でも、麦畑が多い。青々とした麦が、ずーと、続いている、ところどことに菜の花の黄色、れんげ草のピンクがいい感じ。春ですね。高崎から67キロを約1時間で高麗川駅着。ここで、川越線に乗り換え、大宮経由で、神明町には、4時すぎ帰着、今日もいい旅でした。



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