2021年4月12日月曜日

回想ー3  気がついたら、有名人

松坂慶子さん  何年前だったか、赤坂の知人のマンションを訪ねた時、フロアーを間違えて、それらしき部屋のドア―をノック。すぐにドアーが開いて、女性が顔を出した。「あらあ」、と言ってから、「どなた?」というので、間違えに気づいたので、「すみません、間違えました」、と。知人に聞くと、その女性は、松坂慶子さんだった。同じマンションなので、時々、挨拶する程度だけれど、と。松坂さん、どなたかの  訪問を待ってたのかも、とも。ほんの一瞬だったけれど、たしかに松坂慶子さんにお会いした。その後、NHKのテレビで、古本屋のおばさん役や、大河ドラマ篤姫にも出ておられ、あゝ、あの人だ、と。あの時には、本当言うと、松坂慶子さんっていう女優、まったく知らなかった。

若尾文子さん  ところは、フィンランドの首都ヘルシンキ。なんで、あの時にヘルシンキにいたのか、定かではないが、ヘルシンキへは、10回以上、行っているので、ところは、日本大使公邸。事前に会った大使館員から、「いいなあ、若尾文子に会えるなんて」、いわれていたので、名前は知っていたが、ちょっと好奇心。夕食のテーブルは、大使と黒川紀章さん、大使夫人とタグチの間に若尾文子さん、総勢五名の晩餐会。若尾文子さんは、食事中は、ほとんどお喋りなどせず、色眼鏡の旦那黒川さんは、テーマなどない、とりとめのない会話を大使との間でしており、なんか退屈な食事だった。時々、若尾文子さんが、日本酒を注いで下さった。ご自分は、乾杯以外、ほとんど飲まなかった。食後、大使公邸内のサウナやプールを見学をした時、彼女が、びっくりするほど、背が低かったこと。椅子に座っていた時は、それほどでもなかったので、まあ、短足だった。その夜の衣装は、黒のブーツ、洋装だった。

丹下健三夫人  この時も、大使公邸。パリの日本大使公邸。10人ほどの夕食会だった。なぜか、真ん前が、健三夫人。食事も終わり頃、味噌汁とご飯が出てきた。じっと、味噌汁と白いご飯を眺めていたら、「みそ汁、かけご飯、おいしそう」、というなり、健三夫人は、ご飯にみそ汁をぶっかけた。大使夫人は、びっくりしたはずなのに、そこは社交辞令、「どうぞ、どうぞ、ご遠慮なく」、とニコニコ。で、失礼して、みそ汁かけご飯をいただきました。健三夫人と、食後、お喋りを楽しんだあげく、翌日、夫人のご案内で、パリで有名なジーンズの店に連れていってもらった。彼女は、マックスファクターの元社長夫人だったのを、丹下さんが、強引に口説いたとの話を聞いた。





1 件のコメント:

  1. おもしろい話ですね。さらにいろいろ有名人とのはなし乗せてください。

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