2021年4月5日月曜日

宇都宮駅から 烏山線往復

「今朝は、からすがよく鳴くなあ」、ベランダの前の木にとまったからすが、うるさくないている。烏っていう字は、鳥という漢字とよく似ているけれど、違うんだ、などと考えながら、新聞を読む。読んでいるうちに、烏、烏といいながら、時刻表をひろげる。ありました、烏山線、宇都宮駅から出ている。

 4月3日、西新井駅から東武線(スカイツリーライン)の久喜行に乗車。目的は、宇都宮駅から出ている烏山線。久喜駅(各駅停 車Jで20分待ち、南栗橋行きに乗車。栗橋まで行きたいのだが、ここで30分待ち。こんなに乗り換えるんだったら、最初から上野駅へ行けばよかった。やってきた電車は、日光行の各停だった。幸手駅あたりから、利根川土手の桜が見られた。土手の菜の花とのコントラスト、最高。なんども花見にきたことがある。

 栗橋で、JR東北線に乗り換える。利根川鉄橋を渡る。こうして、ようやく宇都宮駅に着いた。12時。烏山線は、ホームのはずれにある。行ってみたら12時34分発。まだ、時間があるので、改札を出る。宇都宮に来たんだから、とぎょうざを買う。一人前6個で360円。ホームで食べるつもりだったが、他に人がいたので、遠慮した。結局、神明町まで持ち帰って、うちで食べることに。マスク生活です。

 時間通りに列車が入線。2両で.ワンマン。かなり昔、いちど乗った記憶があるが、あまり覚えていない。土曜日のわりには、乗客は、少ない。20名程度。さすがは大都市宇都宮、郊外まで、マンション、戸建ての家々、人口は、どれくらいなのか。車窓両サイドからの景色は、たいしたことはない。鬼怒川の鉄橋を渡る。JR東北線と連絡する宝積寺駅、ここをすぎると、たんぼが広がる。田植えの準備中だ。

 烏山線の線路は、平地に川のように彫った堀の中を走っており、線路近くの家々は、電車の上の方に見える。駅は、ほとんど無人。低い山々が続き、全線中、唯一のトンネルも。最後まで乗っていたのは、7人だった。13時20分、終点の烏山駅に到着。JR線なのに、スイカだめ。20.4キロ、590円を、烏山駅の駅員(ひとり)に支払った。駅前には、なーんもなく、駐車場のみ。で、駅員さんに聞くと、「次は、39分発です」とのこと、これに乗ることに。一緒に宇都宮から乗ってきた客のうち、4人が、どうも、同好者らしく、烏山駅から折り返しの客だった。

 途中の農村風景は、目下、百花繚乱、さくらもいろんな色のさくら、チューリップ、もちろん、主役は、真っ黄色な菜の花、たんぼの畔にも、民家の庭にも、遠くの山々でも、満開だった。行きには、気づかなかったが、長屋門の家が三軒、あった。古い地域なのだと思った。14時25分に宇都宮着。

 駅のアナウンスメントで、京浜東北線逗子行きが出るというので、走って、飛び乗った。ボックスシートで、4人がけを独占したまま、大宮から赤羽へ。ここで、各停の東北線に乗り換え、王子駅下車。都電荒川線に乗る。本日の行程を辿りながら、いい旅だった、と。ところがです、気がついたら、烏山線の烏山から宇都宮間、「無賃乗車」していたのです。烏山線に乗る前に、改札を出て、餃子を買って、再び改札を通過。もちろんスイカで。そのまま烏山駅へ。ここで、590円の片道を支払い、烏山駅から再び乗車。宇都宮駅で清算すべきところ、逗子行きに飛び乗り、王子駅の改札をスイカで通過、ここでは、宇都宮駅からのj乗車賃だったのだ。申し訳ない、いや、得をした、が交差する気分での帰宅だった。







 

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