2019年9月23日月曜日

敬老の日に思う

敬老の日の新聞に、こんな数字が載っていた。
    高齢者70歳以上、2,715人
       75歳以上、1,848人(全人口比7人に1人)
今回の組閣で、経済財政大臣になった方が、経済財政諮問会議というのを立ち上げた。なにをする会議かというと、老後の蓄えが足りない高齢者は、もっと働け、というもの。
人生100歳時代、生きていくには2000万円が必要だ、なんてことが、選挙前にいわれ、話題になった。政府の年金が不足していて、支給が困難で、そのつけを高齢者自身に
もっと働いてもらおう、という魂胆なのだ。
ないものは出せない、というわけで、この10月から消費税があげられる。といっても、そう簡単に需要が伸びて、税収がアップするとは、おもえない。
カード決済とか、ペイペイとか、買物を沢山したり、外食をすると「得をする」らしいが、政府が期待しているほど、国民はゼニを使うかな。
今日び、人々は、要るモノは、ほぼ持っており、買いたいもの、欲しいもの、あまりないんじゃないか。外食といっても、立ぞば、ラーメンなど、「ちょい喰い」ですましている
隠居にとっては、あまり関係ない仕組みだ。ましてや、メニューをを見ながら、注文するような高級レストランなど、めったに行ったことがない。
だからカード決済なんか、したことがない。カードは、東日本鉄道のスイカ、東京都発行のシルバーバスだけ。これで日々の行動には、充分。
勤めているわけではないので、外出となると、電車もバスも空いている時間帯だ。若者や子どもたちの姿はない。ほぼ全員が、高齢者。そういう自分も後期高齢者。
女性は、お友だちといっしょが多いが、男性の高齢者のほとんどが、単独、ひとり歩きが
多い。奥さんと一緒もいるにはいるが、この場合、ほぼ奥さんの方が元気で、旦那は「老いて奥さんに従え」ってパターン。
トシとってまで、働きたくない、か。でも区役所やスーパーなどの自転車整理の係りは、ほぼ100パーセント高齢者だ。うちの前のマンション、掃除係りのおじさまは、一時間もかけて通ってくるとのこと。元どこそこの会社役員だったとのこと、訊かないのに、教えてくれた。

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