ここのところ、東京のコロナ感染者が急増、で、発表があった。「高齢者は、自粛せよ」とのお達しです。なんで、高齢者なんだ、高齢者だけが、自粛していれば、コロナ禍は、終息するってことか。
百合ちゃんには、申し訳ないけれど、行ってきました。いつものように、週1回の外出です。
朝いちのバスー5時50分神明町発で北千住駅へ。ここから電車を乗り継いで新宿駅へ。7時5分に着いたので、7時30分発のあずさ3号に乗車。これは、千葉からくるあずさで、今は、全座席指定。以前は、自由席が2両ついていたので、多少カネ持ちのサラリーマンたちが乗っていた。立川や八王子までは、彼らでほぼ満員で、新宿で並んでも、座れないことが多かった。この日、車内は、2割くらいの乗客だった。自主規制破りの高齢者もいた。後方三両は、大月駅で切り離して、富士急の川口湖まで。
神明町は、雨だったが、大月を出たあたりから、雲がとれて晴れ間も見えてきた。紅葉は、すっかりなくなり、葉っぱのなくなった木々は、すでに冬木立になっていた。ああもう冬なんだ、そう、本日は12月3日。
長いトンネルを抜けると、甲府盆地が一望できる。すっきりと晴れ上がってはいないけれど、降ってはいない。富士山もうっすら見える。いつも下車する山梨市駅、南側が開発中で、駅前の建物がなくなり、まっさらになっていた。
甲府駅下車。あずさ乗務員の女性が、「身延線は、ホームのはずれです。時間があるので、ゆっくりで、大丈夫」、と教えてくれた。彼女は列車内で、乗り換え時間を聞いたので、覚えてくれていたらしい。その彼女、女性乗務員は、背がばかでかく、180センチはあり、他の乗務員を見下ろすほど。なぜか制服を着ておらず、半袖シャツ姿だった。びっくり、本当にびっくりだった。千葉の始発からの乗務で、だから、ここ甲府で勤務交代だったのだ。とにかく、久々に親切なJR乗務員に会った。高齢者の客だったので、気を使ってくれたのかも、と。
身延線の始発、l甲府駅から乗車。全行程88キロ。普通列車に乗った。2両編成で、客は3人、ワンマン列車だ。右も左も田んぼと、山々。左側は、南アルプス、北の奥は、中央アルプス、すすきの白くなった穂が、風にゆれている景色がなんとも風情がある。この列車は、鰍沢口までで、終点の富士までは、半分のところ。
次にやってきたのが、特急列車だった。到着の車内を見ると、ボックスシート。で、乗った。こちらは、3両編成。座席指定の一両には、客ゼロ。静岡行きだった。自由席には、子連れが一組、ひとり旅客が12人、寝ていたり、携帯をいじっていたりで、車窓を眺めている人なし。
身延線は、富士川沿いに走っているが、線路は、川よりも高い所を往く。川と線路の間に、たまーに人家がある、という風景だ。日蓮さんの道ということで、静岡の清水から歩いたことがある。身延山にもお詣りし、日本海までの歩き旅だった。秋葉山から富士川に出て、甲府まで歩いたこともある。身延線駅から、南アルプスの「光岳」(てかり)に登ったこともあった。JR身延線は、今回で2回目だ。
いろいろ思い出しながらの乗り鉄、今回も「密」なしの、高齢者向きのちょい旅だった。
富士駅で、熱海行きの東海道線に、熱海から新幹線のこだまに、東京駅から常磐線で北千住駅へ、そして綾瀬駅経由で神明町には、4時着。新幹線のこだまが、なぜか指定席車には、ほぼいっぱいほどの高齢者たちだった。自粛中なのに、外出中の高齢者、結構いるんだと実感。なお、自由席は、一両に数名程度の乗車率だった。
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