2020年2月15日土曜日

和歌山件湯浅町

和歌山県湯浅町、昨日テレビを見ていたら、「湯浅町」の町長が出ていた。町の病院の医師が、あの新型コロナウイルス肺炎の感染者になったという。ここ毎日のように、新型肺炎の感染者のニュースが伝えられている。
 湯浅町は、熊野古道の宿場であり、西国巡礼の宿場でもある。熊野古道の旅、西国巡礼の旅、双方で、なんどか行ったことがある。西国巡礼時には、いちばんの青岸渡寺から二番の三井寺までは、二日がかりの距離で、途中の湯浅町で泊まったことがあった。 
 街中には、二メートルもある大きな道標が立っており、『熊野古道ー西国巡礼路』の大きな文字が彫ってある。
 近くの海岸には、あの有名な「いなむらの火」のモニュメントがあった。浜口悟陵、が村長時、安政の大地震の際、大津波の来襲を村人に知らせるため、刈ったばかりの稲棚に火をつけた、村人は、おかげで、全員無事だった、こういう話で、防災の教訓として、小学校の教科書にも載っている。実際には、隣町の広川町だが、湯浅といえば、いなむらの火として記憶している。
 銭湯さがしで、町じゅうを歩いたが、銭湯はなく、醤油のニオイがした。ここは、周瑜発祥の地でもあった。そういえば、あの紀伊国屋文左衛門の出身地でもある。
 ところで、今回の新型肺炎騒動、この先、どうなるのか、オリンピック、大丈夫なのか、それよりも、81歳の老体、大丈夫なのか、いろいろ考えてしまう。でも、ま、考えたってしょうがない。それにしても、豪華客船なんかに、乗れなくて、本当によかった。

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