2018年6月8日金曜日

米朝階段直前のシンガポール

「やる」、「やらない」・一喜一憂

平昌オリンピックで、北朝鮮が選手団派遣、政府要人も参加。その後、板門店で、北朝鮮の、あの金正恩と韓国の文在寅、両首脳が会談。あれよ、あれよという進展ぶりで、敵対関係の米朝が会談をすることとなった。いずれも、超変わり者トップのトランプ大統領と
金正恩労働党委員長、本当に実現するのか、と当初いわれていたが、トランプの「やらない」、発言、そして、結果的には、「やっぱりやる」、の結論だった。
会談の場所貸しシンガポールでは、政府だけでなく、一般の人たちの間でも、会談のやる、やらない、が話題になっていた。
「北朝鮮からシンガポールまで、直行便で飛べるヒコーキ、持っているのか」、「外貨不足の北朝鮮、シンガポールの高級ホテル代、はらえるのか」、「奥さん連れてくるのか」
などなど。オーチャードロードの高島屋地下の食品売り場では、朝鮮のキムチの特売をし
ていた。ちなみに、ここの回転寿司、平日の昼、行列が出来ていた。

他民族「都市国家」シンガポール
滞在中の5月22日、通いの運転手が来ないので、聞いたら「今日は、祝日だ」とのこと。仏教徒の祝日『仏誕節』。シンガポールには、中国人、マレ―人、インド人が共存しており、それぞれキリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教の4つの宗教が、教会や寺、モスクなどを持っている。4つの宗教の祝日が設定されていて、お休み日。この日に祝日繁華街へ行ってみた。街中の寺では、お詣りの人たちでいっぱい。環境によくないということで、伝統の長ーい、お線香、
自粛。車椅子の高齢信者も多くみられた。外食大好きの国だけあって、昼も夜も、食堂は、どこも満員だった。日本食が大流行りのようで、
ラーメン、たこ焼き、寿司、今川焼、すき焼き、うどん・そば、しゃぶしゃぶ、看板が目にはいる。寿司は、生の魚を東京の築地から週1~2回、空輸便で運んでくるとのこと。

ハイソサエティ(上流社会)の暮らし
50年来の友人宅に宿泊。プール、テニスコート、屋内ジムなどありの金持ち。夫妻共、毎朝、コーチつきのテニス、週1~2回は、早朝ゴルフ。滞在中、セントーサ島でゴルフ、といっていた。ここには、米朝会談の会場になるホテルがある。街の中心地へ、車で20分とのロケーションなのに、緑いっぱいの静かな高級住宅地。ご近所を、今回も、毎朝散歩ついでに覗きまわった。アテネのパンテオン風の真っ白な柱の門構えのお宅、玄関脇の車庫には、超高級自家用車が7台も並んでいるお宅。テニスコートは、ほぼ、どこにもある。お手伝いさんが、夕べ落ちたばかりの葉っぱをひろっている。犬の散歩も、スクールバスを待つ子らの付き添いも、お手伝いさん。お手伝い(家政婦ーベビーシッター、洗濯係、食事係など)は、2~3名おり、フィリピン人女性がメイン。友人宅のお手伝いさんは、40年くらい前からの女性。25歳になったこの家の息子(医師)は、彼女に育てられたという具合で、生涯、この家で過ごすことになる。
今年の誕生日ー5月22日は、あのシャングリラホテルの中華レストランで、祝ってもらった。自宅のコレクションから、ワインを持ち込むことが可能で、しかし、持ち込み料金が高い、2~3本、買えてしまうほどの高額にショック。シャングリラホテル、米朝どちらの首脳が宿泊するのか。
外の温度は、35~6℃。屋内は、20~23℃、どこへ行っても、寒い、寒い、シンガポールでした。散歩の途中で、毎朝、買ってくる日経新聞(480円也)を1時間ほどかけて読むのが、なんとも楽しい時間でした。



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