1月1日、夜7時30分、ウィーンからのテレビの実況中継。「ウィーン ニューイヤーコンサート」。どこへも行かない正月を過ごすようになってから、毎年、楽しみな番組です。今年の指揮者は、リカルド・ムーテイ。いつものように、シュトラウスのワルツが主流です。2時間ほどの演奏、今年も楽しかった。イタリア人のムーテイさんが、イタリア語で「愛と平和の世界に」、と新年の挨拶。最後のラデツキー行進曲、観客といっしょに手をたたいていました。
このウイーン ニューイヤーコンサート、行ったことがあります。ウイーンのテレビ局勤務の友人に入場券を手配してもらい、日本のNHKのスタッフということにして、入場したのでした。音楽の都ウイーンの学友会ホール、独特の雰囲気でした。同じホールでの「ワーグナー週間」では、6日間、毎日、ワーグナーの曲を演奏するもので、この時は、近くの高級ホテルの一番安価な部屋を予約、ホテルのコンシェルジュのおじさんにお世話になり、ホールの、その日のキャンセル席を手配してもらい、2000円くらいの安い切符で、ワーグナーの歌劇など、名曲を堪能したのでした。
1月2日、今日は、朝から箱根駅伝。2日がかりで、大学のランナーたちが、箱根芦ノ湖を往復する、駅伝。2日は、往路、明日3日は、復路。
当時、旧街道の旅を楽しんでいました。江戸の日本橋(東京)から京の三条大橋(京都)間の旧東海道は、トータルで7往復しました。
この日は、三条大橋からの旅の道中でした。箱根駅伝に合わせての旅で、この時間帯に復路のランナーたちが、箱根の山を駆け下り、小田原の駅(小田急)あたりを走りおりてくる、その時間です。沿道には、各大学の応援処が設置されており、先輩や家族らがいました。「京都から走ってきた」、というと、用意されていたお菓子や、熱いお茶をふるまってくれました。レースで走っている選手たちのスピードは、とにかく速い。仲間の東海道旅人の友人が、公衆電話で、自宅に電話、「今、小田原、駅伝の選手たちが、走ってる」、「あっ今走っていく」、と実況中継。あの頃は、携帯電話は復旧していなかった。
今年も、1月2日、箱根駅伝の正月です。
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