2022年6月6日月曜日

この本を 買う 買わないと 迷うまた

 本屋といえば、今は、丸の内の「丸善」、月1~2回、通っている。その間は、綾瀬と北千住駅ビルの本屋。買わない、買わない、といいながら、それでも、手にとって、ページを繰っているうちに、やっぱり買おうか、買おう、という具合で、買ってしまう。それらの本が、結局、いつの間にかたまりつつある。先がないのに、まだ集める気かよ。

こうして集めた本が、部屋を丸ごとひとつ占拠してしまい、にっちもさっちもいかない状態となり、思い切って処分したのが、10年ほど前のこと。一冊づつ手にとり、本を束ねながら、これが終わったら、もう思い残すことはない、なんて考えながら。

どんな「本」があったのか。

山の本:全国各地の登山関連本、串田孫一、尾崎喜八の著作も、ほぼ全巻持っていた。地図もかなりあった。ヒマラヤ、南米の山々など海外の山の本もあった。          街道本:日本国内のほぼ全ての街道本、100冊以上はあった。歩き旅で行った先々で手に入れた本、パンフレット類、各地の郷土歴史学会本もあった。旅先で手に入れた本を、郵送するために、封筒、切手をいつも持っていた。本は、持ち歩くと重いんです。     

ユダヤ関連本:早い時期、高校生だった頃、神田神保町へよく通った。それも、足立区から自転車での神保町通い。その頃から、ユダヤ問題に関心を持っていて、古本屋で安価で手に入った。同じ本を2冊、3冊買った。50円、60円で買った本が、その後のユダヤブームで、2000円、3000円で売れたのには、びっくり。売るつもりで、買い占めたわけではなかったのだが。でも、結果的に、後にイスラエル留学、卒業論文のテーマにするなど、おおいに役立った。                                    イスラエル関連本:留学時、イスラエルでは、ユダヤ問題、新しい国イスラエル事情、労働運動、政治など、帰国時に段ボール3個分を船便で持ち帰った。ヘブライ語は出来なかったが、ほとんど英語版になっており、さすがは、ユダヤ人の国、イスラエル。       各国事情資料:訪問先の国事情、特に政治、政党事情関連の本、資料は、よく集めた。なんども訪問した北欧各国の本、資料は、充実していて、研究する大学の先生方に重宝された。スウエーデン語、トライするつもりで、リンガフォンを買って試みたが、挫折。なぜかよくわからないけれど、留学したアメリカの本は、少ない。ユダヤ系アメリカ人関連本は、何冊かあったが、アメリカそのものを知る本はない。イギリス労働党、西ドイツ社民党、オーストリア社会民主党の歴史など、ヨーロッパの政党については、かなり多くの本、資料を集めており、国会図書館などへも、提供していた。                     雑誌類:バックナンバーを集めていたのは、朝日ジャーナル、月間国際問題、の2誌で、朝日ジャーナルは、赴任先のスーダンの首都カルツームまで航空便での定期購入をしていた。帰国時は、船便で、東京の自宅まで送り返すという「凝り」ようであった。

読書歴は、たどってみれば、小学校入学以前からで、京橋木挽町の洗濯屋で生まれた当時からで、意味もわからず、毎日、読んでいた新聞。病弱で、外に出かけられず、自宅二階でのひとり遊びが、意味もわからず、新聞の文字を読むということだった、だけのこと。        

     

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