2020年1月7日火曜日

ニューイヤーコンサート in Vienna

1月2日夜、毎年NHKテレビを見る、聴く。ウイーンのニューイヤコンサート。
 ずいぶん昔のことになるけれど、ニューイヤーコンサートへ行った。コンサートを聴くためだけのウイーン行き。チケットは、友人のフリッツイが、手に入れてくれた。
 たしか、コンサート当日は、雪だった。会場の学友会へは、タクシーで行った。席はホールの一階の前方で、ここは、ウイーンフィルを支える会の人たちの優先席で、伯爵とか、いまだに残るオーストリアの名門家の家族で、ドレスアップ女性たち、タキシード紳士たちっていう上席。そういうこちらは、急遽、バンコックの衣装店であつらえたシルクの衣装。ウイーンに着いて、はじめ手を通した新品の衣装だった。
 席について、きょろきょろすると、二回の関には、きもの姿の団体さん。日本からのツアー客だった。男性は、みな蝶ネクタイ姿だった。
 指揮者のローリン・マゼールで、やっぱりいい音楽は、いいホールでないと、などと感動していた。一部が終わり、演奏者たちが舞台から退出し、二部に入り、拍手で指揮者が入場してきた、その時、舞台の下、ホール前方で、「きゃー」という叫び声。なんと、素っ裸なオトコが立っていた。「ホモセクシュアルに自由を」、と書いた布を両手で広げていた。裸なのに、首には、蝶ネクタイ。いやあ、びっくりしたけれど、面白かった。係りの男性数名に、抱きかかえられ退場。マゼールは、ニコニコしながら、第二部の演奏を開始。中止しなかったマゼールに、客席から拍手が送られた。
 第二部の定番「青きドナウ」、そして「ラデツキー行進曲」では、客席参加の手拍子でコンサートは、無事終了した。あのはだかオトコ、どうなったか。
 そういえば、小澤征爾さんが、ニューイヤーコンサートを指揮したのは、2002年。

 こんなこともあった。ウイーンのオペラハウスで、「ワーグナー週間」といって、毎日ワーグナーの曲を演奏するというのがあった。近くのヒルトンホテルに宿泊。といってもヒルトンで一番安い部屋。ロビーのコンシェルジェのおじさんに頼み込んで、毎日、キャンセル入場券をゲットして、ワーグナーに通った。もともとキャンセルなので、安価、それに、ボックス席が多かった。5~6名の方たち、友人同士とか、家族連れとかで、飛び入りの日本人をあたたかく、まぜてくれた。
 昨年4月にウイーンへ行った時は、オペレッタだった。

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