2020年1月11日土曜日

旧正月のモンゴル

元旦に電話。モンゴルからだった。
 「あけましておめでとう」(英語で)、
 「お正月、ウランバートルへ来る?」
 「いつ、お正月は?」
と尋ねると、1月25日とのこと。
 モンゴルへ、はじめて行ったのは、1991年9月だった。それ以来、多い年には3回、ほぼ毎年行っている。モンゴルの正月(旧正月)、つまり、ま冬のモンゴルへは、4回ほど行っている。
 首都ウランバートルで、寒い日は、マイナス25℃、だいたい15℃~20℃くらいの寒さだ。それでも、人々は、外を歩いている。街の中は、なんとなくスモッグでぼんやりしており、車も、のろのろ。しかし、セントラルヒーティングで、室内は、あったかだ。
 モンゴルの正月は、親類、友人宅を訪問する。その際、お年玉は、子どもではなく、高齢者・長老にあげる。どの家でも、出てくる料理は、ほぼ同じメニューで、塩で茹であげた羊の肉の大きなかたまり、これを、ホストのご主人が、ナイフでちぎって客をもてなす。水餃子、は、家によって、味も、サイズも異なり、たまねぎの多いもの、肉が多いものなどで、出されたら必ずいくつか食べなければならない。初めての時、行く先々のお宅で食べた餃子の数が、54個。しばらく、食べたくなかった。飲み物は、馬乳酒がメインで、他にウオッカ、ロシア製のウイスキーもあった。 
 お年玉には、はじめの頃は、靴下、ハンカチ、化粧品などモノだったが、今から10年ほど前からは、「現金」になった。親類が多いので、総額もばかにならない。正月にモンゴルへ行く際には、日本のお年玉袋に、5ドル、10ドル紙幣を入れて、持っていく。
 正月の新聞には、海外旅行の全面広告が、何ページにもわたって掲載されていたが、さすがにモンゴル行きはなかった。観光なんか出来ない冬のモンゴル、寒いです。

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