2018年9月11日火曜日

関東八十八か寺巡拝ー三泊四日

『遠心会』巡礼
4年前に立ち上げた巡礼をする隠居の会(遠心会)、今年3回めの前半は、関東八十八寺。群馬県、栃木県、茨城県の40か寺を、8月29日から9月1日までの四日間。本家お四国の八十八寺を模した弘法大師を祀った寺が、関東の七都府県内の寺によって結成れたものだ。残りの千葉県、神奈川県、東京都、埼玉県の寺は、10月に継続して巡る予定になっている。
 第一日めは、JR高崎駅に集合、有名な、遠くからも見える高崎観音へ。前に二度来たことがある。ここから中山道の宿場でもある松井田に出て、不動院、金剛寺へ。あいにくの曇り空、妙義山も浅間山も見えなかった。藤岡、伊勢崎、桐生、太田の寺をまわり、宿泊は、足利駅前のビジネスホテル。途中通った下仁田、毎週末に通った西上州の山歩きを思い出した。南牧村から佐久までの山道を歩いたこともあった。
 第二日めは、栃木県。夕べは風雨が激しかったが、朝の出発時にはやんでいた。足利市、栃木市、宇都宮、鹿沼、益子などの寺をお詣りし、宇都宮駅近くのホテル泊。移動の車のエアコンの故障、お詣りの寺までの歩き道、ともかく暑かった。夕方小雨。
 第三日めは、栃木の残った寺、茨城の寺へ。水戸周辺、鹿島、土浦、石岡など。午後から筑波山あたりが暗くなり、夕立模様に。鬼怒川、那珂川などの橋を渡った頃、大粒の雨が降り出し、あっちでも、こっちでもという具合に稲光、雷が始まった。宿泊の土浦への途中、筑波の学園都市あたりでは、走れないほどの激しい雨だった。目の前で、落雷、こわかった。ホテルに入り、テレビのニュースを見ていたら、午後、通過した町の多くが落雷で停電になったとか、雷が落ちて火事になったとか、とにかくひどい悪天候だった。
 第四日めは、茨城の続きで、古河、坂東、常総、取手などの寺を巡り、早々に引き揚げることになり、3時には、東京駅に帰着。
 朝7時から夕方6時すぎまで、車に乗ったり、降りたり、本堂でお経を挙げ、ご朱印をいただき、寺によっては、住職さんの法話を聞かされたりで、休む時間なし。昼食は、コンビニ弁当。これが四日間も続くと、さすがにくたびれる。
 ところで、地方のコンビニは、大きなトラックが数台も駐車できるほどの広さ。運転手さんたちが、車の中で食事をしていた。コンビニのスタッフの多くは、中高年の日本人。
神明町など東京のコンビニでは、外国人(中国人が多い)がメインだが、地方では、高齢者に職場を提供しているようだ。
 お詣りした寺で、賽銭箱なし、がいくつもあった。はした金はいらない、ということか。麦茶、お菓子などのお接待を下さった寺もあった。
 群馬では、こんにゃく畑が広がり、穀倉地帯の栃木、茨城では、稲刈りが始まっていた。紅葉には、まだまだ早いけれど、山々は、うっすら黄色になっていた。
 かなりの強行日程だったが、同行のみなさん(男三人)、「これもお大師さんのおかげ」、と異口同音。次回は、暑さも和らぐ秋の10月。

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