中央線は、新宿発だけじゃないんだ
連休も終わった。旅に出る人、旅から帰る人のニュースを毎日、テレビや新聞でみせつけられながら、「連休がすんだら、行くぞ」、を繰り返していた。諸般の都合で、5月9日は、「旅日和」と決めていた。何度も、JR時刻表を取り出し、あっちか、こっちか、そっちか、悩みまくり、結局、日帰り可能旅に。太平洋側から日本海側への「乗り鉄旅」。
飯田線を済ませたので、次は、中央線、ということに決定。時刻表には、中央本線(名古屋~塩尻~長野)、とあり、もひとつ中央本線(新宿~甲府~松本)もある。中央線は、新宿発だけではないのだ。
朝いちで名古屋へ
天気予報は、しっかりチェックしていたが、予報大当たりで、どしゃぶり、傘もさせないほどの大雨だった朝5時に出て、下半身びしょぬれで、それでも時間通りに東京駅着。
ジパング割引可のひかり乗車。新幹線通勤の客が多い。熱海のトンネルを出たら、雨はやんでいた。富士山は、見えない。富士川も、大井川も、天竜川も、濁り水。浜松を過ぎた頃から、青空がちらほら。名古屋の駅ホームで、きしめん(350円)食べて、お掃除おじさんに、濡れた傘を引き取ってもらった。六両編成の特急『しなの』は、指定も、自由席もガラ空き。車内販売もあったが、持参の浅草ぺりかんパンと、今朝煎れたコーヒーで一日を過ごした。
中山道・木曽路を走る
お天気は、まあまあ。山間部が多く、トンネルも多い。新幹線ほど速くないので、車窓
は楽しい。中津川、南木曽(なぎそ)、木曽福島、左に木曽川を眺めながらの旅。なんども歩き旅をした中山道・木曽路。歩かないのがもったいない。途中で、菅笠を被ったオーストラリア人ご一行さま(7名)も乗ってきた。自分の足で歩いて旅する外国人、大いに歓迎でーす。塩尻へ出たら、松本はすぐだ。曇が低く、北アルプスは見えないが、どこら辺が、どの山並みか、わかります。さらにガラ空きになった特急が明科方向へ曲がった頃から、水をはったたんぼが出てきた。今回の旅の目的のひとつは、沿線のたんぼの様子を
視察することだった。線路のメインは、木曽川と山間部、田んぼはあまりなかった。ようやく出てきた田んぼ。おそらく今週末あたりが植え時なのだろう。12時54分に長野駅に着いた。乗り換えの新幹線(金沢発)が来るというので、走った。ホーム売店で新聞を買うつもりが、売り手の女性が、はい、はい、とお金と引き換えに袋を渡してくれた。あわてて列車に乗り込み、袋を開けてみたら、なんと、長野名物の「とうがらし」が入っていた。名物八幡屋磯五郎、元文元年(1736年)創業という、ありがたいとうがらし。
午後3時前に上野駅着。晴れていたけれど、神明町には、水たまりがあった。(5月9日)
私は四国、丸亀から八十場という駅まで歩きました。
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