天下のJR,昨今、夜行列車を走らせない。日本全国、どこへ行っても、JRに乗れば東京に日帰り出来る、なんて豪語している。昔、昔は、大垣行きの夜行列車、二段ベッドの寝台車で青森へ、楽しい「旅」だった。
かろうじて生き残っているのが、夜の10時東京駅発のサンライズ。今回三度目の乗車だ。個室もあるけれど、まさに雑魚寝の二段寝室(?)。経験から、100円ショップで
敷布団替わりになる敷物を買った。三枚=300円。これがバッチリ、正解だった。いつもの起床時間の4時まで熟睡。うす暗い外を見ていたら、お隣りさんも起き上がり、「おはよう」と挨拶。返事がないので、よーく見たら、外国人女性。そう若くない。で、Good
Morning、英語で挨拶したら、あちらも Good Morning。シアトルからの旅人だった。黒人ではない、しかし、ホワイトでない彼女。アメリカ人? と尋ねると、南米のこと、知っていいる? というので、「まあまあ」、と答えると、「ペルー人、ペルー、わかりますか」、マチュピチュ、二度行ったよ。それから米子まで会話。日本の宗教に関心があって三度めの来日とのこと。今回は、出雲大社へ行き、広島で原爆記念館をみて、大阪から帰る、という彼女。「それ、いくらで借りたの?」と、100円ショップの敷物が、JR貸し出し品だと勘違いしたらしい。自弁で持ち込んだと説明。もしよかったら、プレゼントするよ、と言うと、うれしい、ありがとう(日本語)。帰りは、新幹線なので不要モノ、どこかで捨てるつもりだったので、貰い手が出来てよかった。よろこんで貰ってくれる人
がいてよかった。彼女も、サブザックと小さな手荷物だけの旅の達人。米子駅で別れた。
朝9時。米子駅前のバス停から乗ったのが、市内循環バス。乗客は、病院通いの高齢者3人。どこへ、と聞かれたので、境港というと、途中の後藤駅でバスを降りると、境港行き電車が来るよ、と教えてくれた。20分ほど、説明つきで市内見物。後藤駅近くで下車。
15分ほどで電車が来た。鬼太郎(キタロー)の絵がべたべたの二両編成。終点の境港まで約30分ー340円。途中で、米子鬼太郎空港駅。海上空港だ。電車の乗客は、13名。自家用車の故障で、久々の電車乗車という地元主婦ー40歳代、がガイドをしてくれた。鬼太郎のイベント期間は、観光客が多いけれど、普段は、境港は閑散とのこと。終点で降りて、港をちょっと見学。ここから、ロシアのウラジオストック行き、韓国の東海港への国際航路船が出るというので、一度、みておきたかったのだ。
観光センター内の食堂で昼食。さすがは、境港、魚がうまかった。香港からの女性。日本の食べ物は、みなおいしい、という彼女、2回めの訪日。ここから岡山経由で高松へ。明後日のフライトで、高松空港から帰国する。まだ東京へは行ってないので、次は、東京、と言っていた。急増の外国人旅行者、東京だけじゃない、地方を観光している人たちも多いことを知った。
食後、発車のエンジンを聞き、飛び乗ったバス。松江行きの路線バスだった。乗客は他になし。運転手さんのガイドつきで40分、松江駅着。発車から終点まで、乗客なし。鳥取県から島根県に移動。駅前から市内循環バスに乗ってひとまわり。280円。松江は前にもきたことがある。駅に戻り、路線バスで米子駅へ。途中の安来、道の駅名が「あらエッさ」だって。午後3時すぎに到着。駅前のホテル泊。雑魚寝列車よりも快適だった。
おにぎりを食べながら、8時20分発の通勤列車で、鳥取へ。車窓の山は、大山。雪はなかった。鳥取で、50年ぶりの再会そしたのは、Kさん。鳥取の老舗和菓子屋のご主人だ。大学生だったKさんの下宿に、シンガポールの友人を1週間ほど泊めてもらったことがある。シンガポールの友人が、そのことを思い出し、突然、Kさん、どうしてる?、というので、昔のメモや、ネットで探しだしたのだ。連絡すると、すぐに返事がきた。で、このたびの再会となったわけ。市内のKさんの店で対面、駅近くの店で昼食。何を食べたか思い出せないほど、喋り続けた二時間だった。12時54分発の特急で、姫路に出て、新幹線乗車。夕方6時、東京駅帰着。目的地で、用事があっての「旅」も、たまーにある。
(4月4、5、6日)
2018年4月26日木曜日
2018年4月25日水曜日
気ままに乗り鉄ー小湊鉄道~いずみ鉄道
この路線、実は3回目の挑戦。過去2回は、時刻表を無視しての旅での失敗だった。
内房線の五井駅で乗り換えて、小湊線。乗り換え通路の弁当売りのおばさん、顔を覚えていてくれた。
「また来たね、あと20分で出るよ、今日も赤飯かい?」
前回、断念しての帰り弁当に買ったのが、赤飯弁当だった。
「今回は、一番安い稲荷弁当、下さい」、310円也。鰹節が混ぜてある稲り寿司で、米の量が多い、でかいおむすび状態だ。 「飲み物は?」、うちから持ってきた。
9時30分発。小湊線列車は、上総中野までの39.1k、17駅。ほぼ無人駅だ。
デイーぜル気動車、五井駅から乗車したのは、二両編成で、乗客11名。乗り鉄らしき男性2名。他は、途中駅で下車。車掌さんがいた。地域の主婦らしき車掌さんは、途中下車のお客さんたちと、親しげに会話。日本国首相の言う「国民総働き革命」って、こういうことなのか、とふと思った。
列車は、房総半島の内陸地域、田んぼ、畑、時々竹藪の景色の中を、ゆっくり走行。このスピードがなんともいえない。新幹線のぞみ、あれは最悪た。車窓の景色をみていると
眩暈(めまい)がする。小湊鉄道からは、田んぼのあぜ道のたんぽぽの花まで見える。
駅員なし、乗降者ゼロ、それでも律儀に、各駅に停車する。駅舎は、なんと木造が多く遺産として遺しているのか、資金不足で、建て替えられないのか。駅舎周辺は、草ぼうぼう状態。チャリ置き場のある駅は少ない。ホームの駅名板も、ペンキがはがれた板版が多い。単線なので、対向列車とのすれ違い待ちも、ちょこちょこ。これが、なかなかよろしい。対向列車も、乗客は、数名。トンネルなし、踏切が多い。でも、踏切の開け待ち車は、ほとんどない。線路は、「続くよ、どこまでも」、まっすぐだ。
駅名も、面白い。駅名の上に「上総」がついている。上総牛久、上総鶴舞、上総久保、
上総大久保、上総中野、ってな具合。海から遠い内陸なのに「海土有木」(あまありき)
などという駅も。
まだ途中のはずなのに、上総牛久駅が終点。この列車は、五井駅間を走るだけだった。
有人駅で、元駅長らしき威厳を感じる方が、改札におられた。
「この先へは、あと2時間待ちです、すみませんね」、とすまなそうに言った。
駅前には、人家3軒。そのうちの店らしき家を覗いてみた。唯一のその店には、近くの高校生のための文房具、化粧品、履物を売っている。駅の反対側は、大きな墓地だった。
小湊鉄道は、ここから養老渓谷駅へ。12時35分着。養老渓谷へは、走り旅で行ったことがあるのに、あまり思い出せない。
ここ上総中野駅から終点の大原駅までは、26.8k、駅の数は12。車輛が、2両。
久我原駅(無人)なのに、どさどさっと客が乗り込んできた。胸に名札つきの団体さんは、埼玉の川口からのツアー客。名称が「ミステリーツアー」というバス旅行客だった。
ほとんど中高年、案内ガイドさんも、リタイア後、再就職のおっさんだった。オンナが多い。大声で喋る、だからうるさい。車窓の菜の花を見ながら、「すごいね、きれいだね」
と叫ぶ。川口だって、郊外へ行けば、菜の花、いくらでもあるのに。左車窓から大滝城が見えると、列車は、徐行してくれる。ガイドおじさんが、大声で、説明をしてくれる。
こうして、いずみ鉄道は、終点大原駅に到着。改札は、みやげもの店の中を、つっきると、JR大原駅構内に出る。団体さんたちは、みやげ店で足止め。駅前には、大型観光バス
「ミステリーツアー」が待っていた。大原駅から、海が見えた。ここは、房総半島だ。
(3月14日、快晴、日帰り旅)
内房線の五井駅で乗り換えて、小湊線。乗り換え通路の弁当売りのおばさん、顔を覚えていてくれた。
「また来たね、あと20分で出るよ、今日も赤飯かい?」
前回、断念しての帰り弁当に買ったのが、赤飯弁当だった。
「今回は、一番安い稲荷弁当、下さい」、310円也。鰹節が混ぜてある稲り寿司で、米の量が多い、でかいおむすび状態だ。 「飲み物は?」、うちから持ってきた。
9時30分発。小湊線列車は、上総中野までの39.1k、17駅。ほぼ無人駅だ。
デイーぜル気動車、五井駅から乗車したのは、二両編成で、乗客11名。乗り鉄らしき男性2名。他は、途中駅で下車。車掌さんがいた。地域の主婦らしき車掌さんは、途中下車のお客さんたちと、親しげに会話。日本国首相の言う「国民総働き革命」って、こういうことなのか、とふと思った。
列車は、房総半島の内陸地域、田んぼ、畑、時々竹藪の景色の中を、ゆっくり走行。このスピードがなんともいえない。新幹線のぞみ、あれは最悪た。車窓の景色をみていると
眩暈(めまい)がする。小湊鉄道からは、田んぼのあぜ道のたんぽぽの花まで見える。
駅員なし、乗降者ゼロ、それでも律儀に、各駅に停車する。駅舎は、なんと木造が多く遺産として遺しているのか、資金不足で、建て替えられないのか。駅舎周辺は、草ぼうぼう状態。チャリ置き場のある駅は少ない。ホームの駅名板も、ペンキがはがれた板版が多い。単線なので、対向列車とのすれ違い待ちも、ちょこちょこ。これが、なかなかよろしい。対向列車も、乗客は、数名。トンネルなし、踏切が多い。でも、踏切の開け待ち車は、ほとんどない。線路は、「続くよ、どこまでも」、まっすぐだ。
駅名も、面白い。駅名の上に「上総」がついている。上総牛久、上総鶴舞、上総久保、
上総大久保、上総中野、ってな具合。海から遠い内陸なのに「海土有木」(あまありき)
などという駅も。
まだ途中のはずなのに、上総牛久駅が終点。この列車は、五井駅間を走るだけだった。
有人駅で、元駅長らしき威厳を感じる方が、改札におられた。
「この先へは、あと2時間待ちです、すみませんね」、とすまなそうに言った。
駅前には、人家3軒。そのうちの店らしき家を覗いてみた。唯一のその店には、近くの高校生のための文房具、化粧品、履物を売っている。駅の反対側は、大きな墓地だった。
小湊鉄道は、ここから養老渓谷駅へ。12時35分着。養老渓谷へは、走り旅で行ったことがあるのに、あまり思い出せない。
ここ上総中野駅から終点の大原駅までは、26.8k、駅の数は12。車輛が、2両。
久我原駅(無人)なのに、どさどさっと客が乗り込んできた。胸に名札つきの団体さんは、埼玉の川口からのツアー客。名称が「ミステリーツアー」というバス旅行客だった。
ほとんど中高年、案内ガイドさんも、リタイア後、再就職のおっさんだった。オンナが多い。大声で喋る、だからうるさい。車窓の菜の花を見ながら、「すごいね、きれいだね」
と叫ぶ。川口だって、郊外へ行けば、菜の花、いくらでもあるのに。左車窓から大滝城が見えると、列車は、徐行してくれる。ガイドおじさんが、大声で、説明をしてくれる。
こうして、いずみ鉄道は、終点大原駅に到着。改札は、みやげもの店の中を、つっきると、JR大原駅構内に出る。団体さんたちは、みやげ店で足止め。駅前には、大型観光バス
「ミステリーツアー」が待っていた。大原駅から、海が見えた。ここは、房総半島だ。
(3月14日、快晴、日帰り旅)
2018年4月23日月曜日
気ままに乗り鉄 飯田線
気ままに乗り鉄ー飯田線
上天気との予報。行ってみるか、乗ってみるか、と時刻本をぱっと開けたら、中央本線。
東京駅から豊橋へ。新幹線の車内チャイムは、『いい日 旅立ち』。思わず口ずさんでいた。平日のこだまは、ガラすきだ。3月も中旬、富士山は雪なし。新富士あたりの工場の煙突、煙はまっすぐ、無風状態。
豊橋で、20分待ちだったので、改札を出てみた。開いている店が一軒。豊橋名物の「ちくわ」屋さん。店の名前が「ちくわ」、分かり易い。串さしのちくわを3本買った。この3本が、本日の昼食替わりになるとは思っていなかった。
三両編成の特急(1日2本)伊那路、豊橋乗車の客は3人。豊川稲荷駅を過ぎると、天竜川沿いを走る。単線なので、特急でも、駅で上り列車を待ったり、待たれたり。駅は、ほとんで無人駅。下車客も乗車客も、いないので、支障なし。雪なし、梅の花が満開だ。花粉が最盛期。12時40分、飯田駅着。駅構内は、がらーんとしていて、売店なし。昼なのに弁当なし。で、水を飲みながら、豊橋ちくわを食べた。30分ほどして、岡谷行き発車。
右に南アルプル、左に中央アルプス、ご機嫌な車窓です。秋葉街道歩きの旅で、通った元善光寺は、駅名になっていた。学生が乗ってきたので、客が増えた。学生たちのほぼが、スマホに熱中しており、車内は、静か、話声なし。距離のわりには、時間のかかる路線で
岡崎駅着は、16時。でも、10分ほどで新宿行きがきた。韮崎駅手前で、なんと富士山が左車窓から見えた。八ヶ岳は、まだ雪だった。新宿着18時40分。神明町帰着20時15分。
ご近所コンビニで、おにぎり3個買ってきて、夕食。 (3月12日・日帰り旅)
上天気との予報。行ってみるか、乗ってみるか、と時刻本をぱっと開けたら、中央本線。
東京駅から豊橋へ。新幹線の車内チャイムは、『いい日 旅立ち』。思わず口ずさんでいた。平日のこだまは、ガラすきだ。3月も中旬、富士山は雪なし。新富士あたりの工場の煙突、煙はまっすぐ、無風状態。
豊橋で、20分待ちだったので、改札を出てみた。開いている店が一軒。豊橋名物の「ちくわ」屋さん。店の名前が「ちくわ」、分かり易い。串さしのちくわを3本買った。この3本が、本日の昼食替わりになるとは思っていなかった。
三両編成の特急(1日2本)伊那路、豊橋乗車の客は3人。豊川稲荷駅を過ぎると、天竜川沿いを走る。単線なので、特急でも、駅で上り列車を待ったり、待たれたり。駅は、ほとんで無人駅。下車客も乗車客も、いないので、支障なし。雪なし、梅の花が満開だ。花粉が最盛期。12時40分、飯田駅着。駅構内は、がらーんとしていて、売店なし。昼なのに弁当なし。で、水を飲みながら、豊橋ちくわを食べた。30分ほどして、岡谷行き発車。
右に南アルプル、左に中央アルプス、ご機嫌な車窓です。秋葉街道歩きの旅で、通った元善光寺は、駅名になっていた。学生が乗ってきたので、客が増えた。学生たちのほぼが、スマホに熱中しており、車内は、静か、話声なし。距離のわりには、時間のかかる路線で
岡崎駅着は、16時。でも、10分ほどで新宿行きがきた。韮崎駅手前で、なんと富士山が左車窓から見えた。八ヶ岳は、まだ雪だった。新宿着18時40分。神明町帰着20時15分。
ご近所コンビニで、おにぎり3個買ってきて、夕食。 (3月12日・日帰り旅)
2018年4月21日土曜日
リニューアルのご挨拶、です!
本日は、2018年4月21日。楽隠居ニュースは、2月末日で終了。新たな、といっても、日々の生活は変わらず、楽隠居が文章を書いているって次第であります。
内容も、文体も、そう変わってはいないけれど、自分的(今流行りことば)には、リニュアル、であります。
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