乘り鉄定番となっている王子駅、ホームの前は、飛鳥山です。都内お花見の三大名所といわれています。お花見には、なんども行ったことがありますが、人出を避けたい年頃になってからは行ってません。それでも乘り鉄の起点でもある王子駅は、頻繁に通っています。 お花見の時季、花が咲く前から散る頃までを、しっかり見届けています。駅のホームいっぱいの人だったのに、いつも通りの風景です。目の前の飛鳥山も白い桜の花のかわりに、濃い新緑の葉っぱに変身。お山の乘り降り用のエレベーター(3分間)も、並ばずに乗れる状態になっていました。
京浜東北線で、川口方面へ行く前に、荒川の鉄橋を渡ります。進行方向右の赤羽側に、50mほどの桜土手がありますが、ここのさくらも、散っており、だからか歩いている人影は、見えませんでした。南浦和駅で乗った武蔵野線、制服が真新しい新入生、座席が空いているのに、座らず立っていました。レイクタウン駅に着くと、ホームから「〇〇ちゃん、こっち、こっち」という声。まだ若そうだけれど、どうも、祖母らしい女性が、手を振っています。新入生も、手を振りながら下車。帰りにレイクタウンでお買い物、いや、学校帰りに買い物なんて。駅周辺の高層マンションの住民なのかもしれません。
JR武蔵野線は、もともと都心用の物流を目的に作られたもので、歴史は、100年。今でも、長い、長ーい貨物をひっぱった列車にときどき会えます。武蔵野線は、終点の南船橋駅に着く前、東川口で埼玉高速鉄道、新越谷でスカイツリーライン(東武電車)、南流山でTXつくばエクスプレスに、新松戸で常磐線に、西船橋では、JR総武本線と連絡しています。
ちなみに私のご用達は、新松戸で常磐線=地下鉄千代田線、に乗り換え15分で綾瀬駅までの路線乘りです。綾瀬駅改札で、スイカの数字は、230円。京浜東北線の王子駅で乗車して、南浦和駅から武蔵野線、新松戸駅で乗り換えて、綾瀬駅、というコース、なぜ230円なのか。つまり、王子から上野へ出て、北千住経由で綾瀬駅までの運賃が230円。ひと筆乘りという合法的な乘り方、なのです。この乘り方をいろいろ活用しながら、あっちこちの、乘り鉄を楽しんでいる、というわけです。